左ハンドルの天敵:ドライブスルーや料金所
ETCや事前精算タイプの駐車場が増えてはいますが、多くの駐車場や有料道路の発券機は、右ハンドル車を前提に作られており、出口清算タイプの駐車場は左ハンドル車の天敵ともいえる場所です。輸入車のドライバーが、クルマを降りて料金を払いに行くさまは、何とも残念な姿。後続のクルマがいる場合は、なおさら気まずく感じます。
また、ドライブスルーも右ハンドル車に対応した作りがほとんど。注文時は大声で伝えなければなりませんし、商品の受け取りも大変。おそらく左ハンドル車のドライバーの多くは、駐車場に止めて、お店まで買いにいっていることでしょう。
一時期、左ハンドル車にも対応した料金所なども見られましたが、近年左ハンドル車が減ってきていることもあり、今後更なる普及は考えられないと思われます。
ちょっとしたメリットも
そんな左ハンドル車にも、ほんのちょっとだけメリットがあります。それは、左側の感覚がつかみやすいため、路肩にクルマを寄せることがしやすく、右ハンドル車よりも縦列駐車が簡単にできること、です。右ハンドル車で、路肩にクルマを止めようと寄せ過ぎて、ホイールを「ガリッ」と削ってしまうことが、多少は防げるかもしれません。
決して難しくはない
普段、日常の足として使うには不便な左ハンドル車ですが、なかには、左ハンドルのマニュアル車といったマニアックなクルマを好んで乗る方もおられ、いまでも左ハンドル車ならではの優越感の虜になっているかたは少なくないようです。
輸入車関連のお仕事をされている方や、海外で運転をされたことがある方は、左ハンドル車に触れる機会はわりとあることでしょうが、日本で普通に生活をしていて、左ハンドルのクルマを運転する機会は多くないでしょう。いろいろなクルマに乗らせてもらう機会が多い筆者のような者でも、左ハンドル車に出会うのは、ごく稀です。
しかし、左ハンドル車の運転が、特別難しいわけではありません。落ち着いて運転すれば、何の問題もないです。このコロナ禍が落ち着いて、自由に海外旅行へ行けるようになったとき、海外で(右側通行という違和感はありますが)左ハンドル車を運転してみるのも良いかもしれません。
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