■ウェット性能と燃費については注意が必要だ
ちなみにひとつ覚えておいてほしいのがウェット性能について。スタッドレスタイヤのウェット性能はコスト重視の夏タイヤと同じくらいだと言われている。
特に夏場の豪雨などの際には高性能の夏タイヤと同じような性能をスタッドレスタイヤに期待しないほうが安全だ。
また燃費についても触れておこう。実はスタッドレスタイヤの銘柄によっては燃 費が10%以上落ちるケースもある。
いっぽう、ヨコハマ、ブリヂストン、ダンロップの新しい世代のスタッドレスタイヤであれば、エコタイヤと比べても遜色ない転がり抵抗を持つ。
少し前の製品になるがヨコハマのiceGUARD5(編註:現行製品はiceGUARD6)をプリウスに履かせた時にキチンと計測したのだけれど、燃費ほぼ変わりませんでしたから。このあたりはスタッドレスタイヤによって大きく違うのでご注意を。
まとめよう。夏場にスタッドレスタイヤを履くことは積極的に推奨しないが、冬場にスタッドレスタイヤ履いている時と基本的に同じ。
夏タイヤ特有のシャープさを好むなら履き替えればよいし「タイヤだって使い切った方が環境にやさしい」と考えるなら、それもよし。
まぁ新しいスタッドレスタイヤに交換しようと思っている最後の夏場は、そのまま履きっぱなしという手も悪くないかもしれません。ちなみに私は交換します。
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