これって合法!? 違反!? ついやってない?? 街で見かける道交法違反事例


■道路を疾走する山盛り雪乗せカー

国沢:大雪が降ると必ずルーフに雪を載せたクルマが走っている。百歩譲って少なければ落ちて散らばるだけで、水と大差ない。

 しかし大型トラックやバスのルーフに載っている雪だと、落ちてくる量もハンパなし! バイクや自転車なら大けがをする可能性もあるし、コーナーで歩道に落ちてきたら最悪の場合、幼児などが居たら死亡事故になってしまう。

BC:山盛りで走っているクルマは、道路交通法上は違反にならないのでしょうか?

国沢:道交法上どうかとなれば、危険な状況であれば安全運転義務違反として取られる(乗用車の雪を少しずつ落とす程度ならマナー違反)。

 長野県などのように、前出の道路交通法71条6号に基づいた県の規定で、雪載せ運転は違反が取り締まりの対象になる地域もある。とはいえ大型車の屋根に積もった雪を落とすとなれば、よい方法はなし。屋根に登るわけにもいかない。

ということで屋根に雪が載っている状況を確認したら、とりあえずなくなるまでユックリ走っていただきたい。

BC:抜本的な対策はなさそうですね……。

国沢:むしろ自衛をすすめておく。高速道路で雪の載った大型車を見たら、近寄らないこと。特に後ろは危険。凍った大きな雪塊だとフロントガラスが割れることだってある。その後ろを付いていくのはナンセンス。

 はたまた街中で見かけた時も「落ちてくる可能性」を充分に考えておく。自分だけでなく、子供や家族とも情報を共有し、ツマらんケガをしないようにしていただきたい。

大雪が降っている雪国から帰ってくると、天井に大量の雪が残ることもあるが、降雪が落ち着いた場所で、可能ならば雪落としをしてもらいたい
大雪が降っている雪国から帰ってくると、天井に大量の雪が残ることもあるが、降雪が落ち着いた場所で、可能ならば雪落としをしてもらいたい

■エコノミー症候群防止……ではない足上げさん

BC:実は今年のオートサロン取材の帰り道、助手席のダッシュボードに足を乗せている、お行儀のよくない女性を見かけました。あの状態は違反にならないのでしょうか?

国沢:助手席の乗員がダッシュボードに足を上げるということは、足が左側ドアミラー視認の障害になるので、運転者が安全運転できる環境ではないということで安全運転義務違反を取られるかもしれない。違反点数は2点、反則金は9000円です。

 ただ罰金以外にも、スンゴイことになるというね。とある自動車メーカーがOB(アウト&バッドな乗り方)でのシミュレーションをやったそうな。ワイドディスタンスで足を乗せていると、いわゆる「股割き」になるそうだ。

 衝突の直後、助手席エアバッグが展開。足は文字どおり左右に激しく広がる。その時の衝撃力たるや、運がよくて股関節脱臼、残念な場合は骨折するそうだ。しかも上体の姿勢も悪いため、高い車速だと致命的なダメージを受ける可能性が大きいとか。

BC:もし友人や知人で行儀の悪い人がいたら教えてあげてもらいたいですね。

国沢:参考までに聞いてもらいたいが、エアバッグの直撃は全力で蹴ったサッカーボールを顔面で受けたくらいの激しさである。それでも事故の時はちょうどいいくらいなのだから、衝突時のエネルギー量にウナる。

 クルマに乗る時はシートベルトを着装するだけでなく、座る姿勢もキチンと考えていただきたい。ちゃんとした姿勢で着装していない場合、座席ベルト装着義務違反(違反点数1点、反則金なし)を問われることもあるかもしれません。

違反うんぬんではなく、フロントからのエアバッグが展開するような衝突事故の場合、この足は骨折か酷ければ切断の危険がある
違反うんぬんではなく、フロントからのエアバッグが展開するような衝突事故の場合、この足は骨折か酷ければ切断の危険がある

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