現行型にみるデリカの存在意義
■5代目「D:5」(2007年登場)
5代目(現行型)のD:5も「ミニバンの優しさとSUVの力強さの融合」というコンセプトは、4代目までとそう変わらないが、車自体は乗用車ベースとなった。
それでも210mmという最低地上高の確保、乗員をシッカリ保護するための環状骨格構造“リブボーンフレーム”、4WDロックモードも備える電子制御4WDの採用により、デリカのDNAであるSUV並の悪路走破性と大幅な軽量化を同時に実現した。
2013年1月にはデリカのキャラクターにピッタリでファンからの要望も多かったディーゼルエンジンも加わり、毎年のように改良を受けながら、現在も平均月1000台以上という堅調な販売をキープしている。
デリカ D:5は登録済み未使用車ならディーゼル車で300万円切りの中古車も!!
デリカは時代の要求に応じコンセプトや姿は変わっているが、「人々の生活をクルマを通じて豊かにする」という存在意義は50年間不変である。
これからデリカを取り巻く環境が変わっても、デリカがユーザーのかけがえのないパートナーであり続けることは、ずっと変わらないに違いない。
◆デリカ D:5一部改良とモデルチェンジの動き
4月25日に行われた一部改良では「フロントバンパープロテクター」を新採用。エクステリアは、さらにアグレッシブなオフローダーを意識させるルックスに仕立てられた。
そして、特別仕様車には「アクティブギア」の継続販売に加え、3代目、4代目で設定された伝統の「ジャスパー」が加わった。
気になる今後については、既報のとおり、まず2018年中に大規模なマイナーチェンジが施され、噂されたフルモデルチェンジは2022年頃までずれ込む見込みとなっている。
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