■背高のっぽは軽の専売特許か!?
ワンボックスタイプのタウンボックスやエブリイワゴンなら全高も1910mmほどあるが、乗用タイプの軽自動車の中で全高の高い順にランキング付けしてみたのが上の表。やはり1835mmのウェイクが一番ということになった。で、お次がホンダのN-BOXだが、初代ワゴンR登場以降、軽自動車の車高の高さはどんどん大きくなっているのは事実。
もともと軽自動車は税金面で優遇される代わりに、ボディサイズと排気量に制限があった。ボディサイズは、現在全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下が決まりだ。それでも全長と全幅は衝突安全のことを考えて1998年に拡大されている。
で、今後どこまで高くなるかだが、現実的には今のウェイクがギリギリのところと言えるだろう。なぜなら、高速走行時に向い風だとモロ抵抗を感じるからね〜。
■モノコックボディがクルマの高さを変えた!?
日本で初めてモノコックボディを採用したのは1958年のスバル360。世界的には1922年のランチアラムダだったが、以降モノコックボディが多くなるにつれ流麗なボディがかっこいいとされてきた(トラック、ミニバン除く)。それまでのラダーフレーム構造ではどうしても車高の低さを実現できなかったからだ。この流れに逆らったのが今回紹介している背高のっぽのクルマたち。なのでクルマがモノコックボディになったのと同じくらい、背高のっぽのクルマは革命的といっていいだろう。
■まだまだあるぞ、“のっぽグルマ”たちの系譜 25選!
ではここからは、上で紹介した以外の“のっぽグルマ”たちをみていこう。
1.ホンダ・シビックシャトル(1983年・全高1510mm ※4WD)
2.三菱・シャリオ(1983年・全高1525mm)
3.三菱・RVR(1991年・全高1625~1740mm)
4.DAEWOO・ティコ(1991年・全高1395mm)
5.スズキ・ワゴンR(1993年・全高1680mm)
6.三菱・ミニカトッポ(1993年・全高1795mm)
7.ホンダ・S-MX(1996年・全高1735〜1765mm)
8.シトロエン・ベルランゴ(1996年・全高1725mm)
9.メルセデスベンツ・Aクラス(1997年・全高は1600mm)
10.ヒュンダイ・アトス(1997年・全高1615mm)
11.フィアット・ムルティプラ(1998年・全高1580mm)
12.シトロエン・クサラピカソ(1999年・全高1640mm)
13.PININFARINA・メトロキューボ(1999年・全高1640mm)
14.KIA・ビスト(1999年・全高1580mm)
15.ホンダ・Neukomコンセプト(1999年・全高1800mm)
16.ヒュンダイ・アトス プライム(2000年・全高1580mm)
17.フィアット・ドブロ(2000年・全高1818mm ※標準モデル)
18.ホンダ・モビリオ(2001年・全高1705mm ※FF)
19.ヒュンダイ・マトリックス(2001年・全高は1635~1685mm)
20.フィアット・イデア(2003年・全高1660mm)
21.プジョー・パートナー(2003年・全高は1810mm)
22.プジョー・1007(2004年・全高1630mm ※日本仕様)
23.ランチア・ムーザ(2004年・全高1630mm)
24.ルノー・モデュス(2004年・全高1590mm)
25.フォード・トルネオコネクト(2007年・全高2044mm ※ハイルーフ)
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