■交通違反取締り中の警察官編
正直、あまり会話したくない警察官からも常套句を聞くことがあったりする。
[常套句] 急いでいたんですかぁ〜?
はいでました。本企画のメイン写真で取りあげている常套句がこちら。速度超過違反で白バイやパトカーなど警察に捕まった時、決まって警察官はこの常套句で切り出す。しかも妙に優しい言い方で(それが余計に腹が立つ)。え? 担当はそんな違反なんてしませんよ。人から聞いた話ですから。あくまでも。
[切り返しのひとこと] 「急いでいたら、とばしていいのか?!」
もしそんな状況になったら、その警察官に向かって腹の底からこう言い返しましょ。少しはスッキリするかも!
[常套句] 今回は29km/hオーバーで記録しましたから
こちらも速度超過違反の状況。本当は32km/hオーバーだったけど、赤切符だとゴネられて面倒だから警察官がつい言う常套句がこれ。もちろん担当が実際聞いた常套句ではなく、人から聞いたもの。
[切り返しのひとこと] 「大谷選手の球よりは遅いでしょ?」
こんなギャグで開き直るしかない。
■自動車評論家のみなさま編
深くクルマに接し、鋭くクルマを評価する自動車評論家のみなさんだけに常套句も数多い。雑誌の誌面などで見かけるそれらを一挙ご紹介。
[常套句] 「最近では珍しい個性的な乗り味の一台だ」
まぁ、要するに“あかんハンドリングのクルマ”ということをぼやかして言う常套句。日本人って優しいですね。
[常套句] 「熟成に期待したい」
登場したばかりの新型車に対して、ダメとは言えない時の常套句。便利な決め言葉。
[常套句] 「デザインのよし悪しは人それぞれの感じ方だから」
仮に誰もが認める格好いいクルマなら、こういう表現をしないのが自動車評論家。なのでこの場合、「格好悪ぃ〜!」クルマに対するオブラートに包んだ常套句ということ。
[常套句] 「コーナリング時のオンザレール感覚」
ロールが安定していて意のままに走れる……。そんなクルマのインプレ記事では決まってこの常套句だ。
[常套句] 「すべてにバランスが取れている」
なんの特徴もないクルマを評価する時、ついこの“”魔法の言葉〟を使ってしまう。ある意味、使い勝手はいい。
[常套句] 「クルマ好きには物足りないかも」
僕にとっては、というのをクルマ好きに置き換えて責任転嫁の常套句。
[常套句] 「今回試乗した個体特有の問題点かもしれないが」
超辛口の評価をした後、フォローする意味も込めてよく使う決まり文句。でも、個体差が著しい量産製品というのもいかがなもんかと……。
[常套句] 「トヨタなら売れている」
番外篇的に、普段の会話で評論家さんが使う常套句。期待した新型車(トヨタ以外)が売れていない時、ポツリとこの常套句を。宣伝を含めた販売力が違うからね〜。
■スタンド店員&中古車販売店員編
ここからはガソリンスタンドと中古車販売店、それぞれのスタッフの常套句を。サービス精神があるゆえつい言っちゃうんですよね、きっと。
[常套句] 水ぬき剤、入れましょうか? オイル、見ましょうか?(ガソリンスタンド店員)
給油に来たクルマの走行性能、安全面のために店員さんがつい言ってしまう決めゼリフ。いわばスタンドでの“キング・オブ・常套句”だ。
[切り返しのひとこと] 「昨日、自分で入れました」「自分で見ました」
もしそんな状況になったら、その警察官に向かって腹の底からこう言い返しましょ。少しはスッキリするかも!
[常套句] 高価買い取り(中古車販売店員)
中古車販売店にはなくてはならない、いわば“精神的支柱の常套句”。だから店員さんも「高価買い取りが基本ですから〜」とよく使うし、店ののぼりにもこの文字が躍る。
[切り返しのひとこと] 「高価で買い取ってくれるまで帰りません」
“高価買い取り”という常套句を有言実行してもらうために。
[常套句] 待っていても出ないですよ(中古車販売店員)
さほどタマ(在庫)数が多くない中古車で、好みのグレードがなく迷っている時、中古車販売店員が言いがちな常套句。お客を落とす時の決めゼリフにもなっている。
[切り返しのひとこと] 「鳴くまで待とう、出るまで待とうホトトギス」
かの徳川家康の名句を用い「好みのグレードは譲れないのでそのタマが出るまで待ちます」と伝える。果報は寝て待て。
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