■カー用品チェーン店店員編
最後はクルマ好きが集う場、ここの店員さんの常套句。思わず“あるある!”ですよ。
[常套句] 最安値に挑戦!
店内のアナウンスやPOP、チラシの常套句がこれ。お客としては「おお〜、どんどん最安値に挑戦してちょうだい」と思う。加えて「今話題の!」も常套句だ。
[切り返しのひとこと] 「もっと安くなりますか?」
最安値に挑戦しているのだから、やがてさらに安くなる可能性もあるはず。恥ずかしがらずに、がめつく店員さんにこう切り返すべし。
[常套句] ちょっとクルマがもったいないですよ
タイヤ交換時、予算を抑えようと安めのタイヤを買おうとする時の、店員さんの決め文句。「いいクルマに乗っているんだから相応のいいタイヤが釣り合いとれますよ」→「なので高いタイヤを買ってね」と誘う巧みな常套句だ。
[切り返しのひとこと] 「クルマがこのタイヤで充分と言っているので」
予算がある時は高価なものを履きたいが、そうでない時は我慢してこう切り返そう。“武士は食わねど高楊枝”である。
* * *
常套句に対する「切り返しのひとこと」。うまく使っていただけたら幸いです。
【番外編コラム:自動車雑誌のあるある常套句】
ベストカーをはじめ自動車雑誌で目にする常套句を一挙紹介しよう。
「ゴルフバッグが◎個積める」「人馬一体感がある」「質実剛健」「ニュルブルクリンクで◎秒」「高級感あるインテリア」「地を這うような」「このクルマのハンドリングはリニアだ」「40タイヤとは思えない乗り心地」「ゴーカートフィーリング」「◎◎譲りのスタイル」「羊の皮を被った狼」「猫足」「官能的フォルム」「官能的エンジン音」
ふ〜〜む。常套句(決まり文句)というよりも「ボキャブラリーが少ない。あるいはマンネリ的表現」という指摘をされかねませんなぁ。……稀勢の里の言葉じゃないけど、表現力を高めるよう「編集者として精進します」。
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