これが若さ故の過ちか!? 角田裕毅3戦目ポルトガルでの苦悩と葛藤

これが若さ故の過ちか!? 角田裕毅3戦目ポルトガルでの苦悩と葛藤

 皆さん、こんにちは。自動車ライターの伊藤梓です。

 いざF1シーズンが始まってしまうと、レースのスケジュールが進むのはあっという間ですね。先日は、第3戦のポルトガルGPが開催されました。

 ポルトガルGPが行われたのは、昨年初めてF1が開催された「アルガルベ・サーキット」。とにかく起伏が激しく、まるでジェットコースターのようなコースです。

 しかも、アルガルベは、昨年コース改修されたばかりで、路面がきちんとできあがっていない様子。サーキットを改修すると、路面の素材などによって、たくさんクルマを走らせないときちんとグリップしないことがあるのですが、まさにアルガルベはそんな状態。

 昨年のポルトガルGPでは、雨が降ったこともあり、レースは大混乱に。そんな荒れやすいサーキットで、はたして角田裕毅選手はどんな走りを見せるのでしょうか?

文、イラスト/伊藤梓 写真/HONDA

【画像ギャラリー】角田裕毅が、ガスリーが、フェルスタッペンが走る!! F1第3戦ポルトガルGP


■予選はQ2敗退の決勝14位スタート

中嶋も、亜久里も、右京も、みんな味わってきたんだぞ!

 まずは、予選。角田選手は、開催前のインタビューで「シミュレーターでは練習してきたけれど、初めて走るサーキットなので勝手を掴むまで時間がかかるかもしれない」と言っていましたが、まずはQ1を12位で通過。チームメイトのガスリーは10位通過だったので、角田選手もまずまずの順位。

 しかし、その次のQ2を突破するには、10位以内に入らなければいけません。ガスリーも含めて、アルファタウリはQ1からギリギリの戦いです。

 そして、次のQ2。角田選手は、1本目のアタックでは、先ほどのQ1と同じ12位。2本目のアタックは、1本目よりタイムは更新したものの、他のドライバーも決死のアタックでタイムを伸ばしてきます。

 結果、角田選手はQ2を14位で敗退し、そのままの順位で決勝へと進むことになりました。チームメイトのガスリーは、Q3まで進出し、9位からのスタートです。

■フェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク!

レッドブル・ホンダのフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク。ホンダの活躍に胸が熱くなる

 決勝は、メルセデスのバルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンがフロントロー、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3位から追い上げる形でスタートしました。どうやらアルファタウリだけでなく、レッドブルもこのアルガルベ・サーキットにセッティングを合わせきれずに苦労している様子。

 そして、スタート後、早速混乱が起きました。アルファロメオのキミ・ライコネンがチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィに接触してリタイア。ほどなくして、セーフティーカーが入ります。

 レーススタート時は、「このまま、メルセデス2台がレースを引っ張っていくのかな……」という雰囲気が漂っていましたが、セーフティカーがピットインし、リスタートのラップで、なんとフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク!2番手に上がったのです。

 レッドブルは、このアルガルベでなかなかタイムを上げられなかったのに、フェルスタッペンの気合いのオーバーテイクはさすがの一言。

 その後、DRSがオープンになると、ストレートでハミルトンに一気に差をつめられて、オーバーテイクされてしまいましたが、どんな状況でもメルセデスに食らいついていくフェルスタッペンを見ると、ホンダを応援している日本人としては、胸が熱くなります……。

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