■まだあるこんな、モデル末期でも売れたクルマたち
NISSAN
180SX(1998年終了)
180SXが最後まで売れ続けたのは、ズバリS14シルビアが出来は悪くないものの肥大化し、コンパクトな180SXが好まれたため。S14の登場で廃止の予定がS15にフルモデルチェンジするまで生産されたほど売れた。
NISSAN
初代プリメーラ(1995年FMC)
ヨーロピアンなセダンだった初代プリメーラは堅実に売れたクルマだったが、モデル末期も2代目が初代のような個性を持たないクルマになるという情報が流れたこともあり、最後まで好調に売れた。
TOYOTA
3代目セルシオ(2006年終了)
3代目セルシオはコストパフォーマンスの高さに加え、後継モデルがレクサスになるのも微妙に影響した。「レクサスは整備でクルマを取りに来てくれない」という噂が出まわり、当時、まだなじみが薄かったレクサスよりも、サービスのいいトヨタディーラー扱いのセルシオのほうが安心というユーザー意識が働いたのだ。
MAZDA
歴代デミオ
SKYACTIVで方針転換を図った今とは異なり、かつてのマツダは値引き攻勢で販売を維持していた面がある。デミオもモデル末期には大幅値引きが出る常連。先代、先々代などはその効果もあって、モデル末期になっても一定の台数は稼いでいた。チラシ掲載で89万円なんていうのもよく見たもの。
TOYOTA
初代パッソ(2010年FMC)
初代パッソがモデルチェンジ直前のモデル末期まで売れた理由はズバリ「定番商品だから」。軽自動車やパッソのようなクルマは「故障などで必要になったから買う」という家電的な買われ方が多いこともあり、時期にそれほど影響されずモデル末期まで安定した販売が続くことがよくある。
※FMC…フルモデルチェンジの略。
【番外コラム】 モデル末期人気のKing of Kingはスバル 先代サンバー(2012年終了)
スバルオリジナル最後のサンバーがモデル末期に売れたのは当然だ。なにせスバルオリジナルのサンバーは軽トラながら「リアエンジンの4WDでスーパーチャージャー(おまけに軽で4気筒!)、悪路用のエクストラローを入れたら6速MT」という文字だけならポルシェ911のような個性溢れるスペックを持つクルマなのだから。そのうえプリミティブなクルマだけにMTなら走る歓びにも溢れまくっており、私は本気で最後のスバル製サンバーバンの豪華グレードのスーパーチャージャー、MT、4WDの黒の新車が欲しかったのだが、当時は貧困でとてもとても買えなかったという辛い思い出がある(永田恵一)。
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