■ホンダは電動化技術を多岐にわたって展開しており、フルEV化への対応に死角なし
それに際し、ホンダは先にレジェンドで自動運転レベル3の市販化を行った。わずか100台のリース販売とはいえ、行政への手続きを含め煩雑な手間をかけながら、レベル2を超えたリスクを背負うことを潔しとしたのだ。
また、新型ヴェゼルは初期の受注の93%がハイブリッド車のe:HEVであるという。世界一のエンジンメーカーであるホンダの新型SUVにして、もはやエンジン車をあえて選ぶ顧客が減っている。この動向が、あと10~20年のうちに、EVでなければと思う消費者の増加を予兆しているとみることができるのではないか。
エンジンについてホンダは、汎用技術においてすでに「EXlink」という高膨張比エンジンを実用化し、コージェネレーションでの燃費向上を実現している。そのうえで、この着想をEVのレンジエクステンダー用発電機に応用することもできるのではないか。
EVまたはFCVだけの新車販売となってもなお、一気に長距離を移動したい顧客に対してのみ、レンジエクステンダーとしてのエンジンを残す道がなくはない。
しかし10~20年後には、EVで不自由のない充電網も確立されていると思うが。
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