■2003年12代目の「ゼロクラウン」から現行15代目
2003年12月に登場した12代目の「ゼロクラウン」では既成概念をリセットし、新たな伝説に挑んでいる。プラットフォームを一新し、世界で初めて歩行者傷害軽減ボディ構造を採用した。
また、直噴の3L V型6気筒DOHCエンジンにはシーケンシャルシフト付きの6速ATを組み合わせている。夜間運転支援システムのナイトビューや減衰力制御付き電子制御サスペンション(AVS)も注目を集めた。
2008年に登場した13代目は画期的なTFT液晶ファイングラフィックメーターを時代に先駆けて採用し、世界で初めてドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティシステムも導入する。また、3.5L V型6気筒エンジンにモーターを加えたハイブリッド車(THSII)も投入した。
14代目は2012年12月に、大胆なフロントマスクで登場する。ハイブリッド車は2.5Lの4気筒エンジンにモーターの組み合わせだ。サスペンションも新設計としている。
2018年6月に登場した最新の15代目クラウンは、スマホ連携機能を充実させ、各種スマホアプリを活用できるようになった。
いつの時代も旺盛なチャレンジ精神で時代をリードしてきたのがクラウンだ。ここ数年、セダン人気が落ち込むとともに輸入車の販売攻勢にもさらされるようになった。
苦戦を強いられ、次期モデルではプレミアムSUVの投入も噂されている。が、これからも伝統の強さに加え、挑戦の姿勢と攻めの姿勢を貫き、日本を代表する高級車の新しい姿を見せてくれるだろう。
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