噂の次期クラウンSUV化もチャレンジか!? これまで歩んできた道も挑戦の歴史だ!!


■1983年「いつかはクラウン」の7代目から1999年11代目まで

 1983年には「いつかはクラウン」のキャッチコピーが話題をまいた7代目がベールを脱いだ。今につながる電子デバイスを積極的に導入し、ハイソカーブームを牽引した。

1983年に発売された7代目クラウン。「いつかはクラウン」のキャッチコピーは”頑張れば手のとどく高級車”のイメージをつくった

 日本初としては、スーパーチャージャー付きエンジンやABSの前身となる4輪ESCを採用し、メモリー付きチルト&テレスコピックステアリングは世界初の試みだ。スーパーホワイトのボディカラーも大人気で、これは社会現象にもなっている。

 1987年登場した8代目では4ドアHTにワイドボディを設定し、DOHCエンジンは4バルブ化した。また、4LのV型8気筒エンジンやエレクトロマルチビジョン、ナビシステムの前身となる世界初のCDインフォメーションに加え、電子制御エアサスペンションも投入し、快適性と先進性に磨きをかけている。

 トラクションコントロールは日本車として初採用だ。1990年夏には新設計の2.5L直列6気筒エンジンを搭載し、これも話題になる。

 バブル期に開発された9代目ではマジェスタを加え、4輪ダブルウイッシュボーンのエアサスペンションによって重厚な乗り心地と軽快な走りを両立させた。

 また、統合制御の新しい電子制御5速ATやマジェスタにクラウン初の4WDモデルを設定し、新境地を切り開いている。エレクトロマルチビジョンもGPSナビ付きに発展した。

 10代目は慣れ親しんだフルフレーム構造からモノコック構造に変更し、走りの質感と実力を高めている。車両安定制御システムのVSCを搭載し、前席にエアバッグを標準装備するなど、安全性はさらに進化した。

 1999年秋には11代目にバトンタッチし、2.5Lと3.0Lの直列6気筒は筒内直接噴射のD-4エンジンになっている。このクラウンで見逃すことができないのは、世界で初めてマイルドハイブリッドシステムを実用化したことだ。

■2003年12代目の「ゼロクラウン」から現行15代目

 2003年12月に登場した12代目の「ゼロクラウン」では既成概念をリセットし、新たな伝説に挑んでいる。プラットフォームを一新し、世界で初めて歩行者傷害軽減ボディ構造を採用した。

2003年に発売した12代目クラウン。「ZERO CROWN~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」というキャッチコピーでユーザー層の若返りを模索しはじめた

 また、直噴の3L V型6気筒DOHCエンジンにはシーケンシャルシフト付きの6速ATを組み合わせている。夜間運転支援システムのナイトビューや減衰力制御付き電子制御サスペンション(AVS)も注目を集めた。

 2008年に登場した13代目は画期的なTFT液晶ファイングラフィックメーターを時代に先駆けて採用し、世界で初めてドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティシステムも導入する。また、3.5L V型6気筒エンジンにモーターを加えたハイブリッド車(THSII)も投入した。

 14代目は2012年12月に、大胆なフロントマスクで登場する。ハイブリッド車は2.5Lの4気筒エンジンにモーターの組み合わせだ。サスペンションも新設計としている。

 2018年6月に登場した最新の15代目クラウンは、スマホ連携機能を充実させ、各種スマホアプリを活用できるようになった。

 いつの時代も旺盛なチャレンジ精神で時代をリードしてきたのがクラウンだ。ここ数年、セダン人気が落ち込むとともに輸入車の販売攻勢にもさらされるようになった。

 苦戦を強いられ、次期モデルではプレミアムSUVの投入も噂されている。が、これからも伝統の強さに加え、挑戦の姿勢と攻めの姿勢を貫き、日本を代表する高級車の新しい姿を見せてくれるだろう。

ベストカーが制作した次期型クラウンSUVの予想CG

【画像ギャラリー】王者クラウン15代にわたる進化の歴史を写真でチェック!!