実は現代でも超お役立ち!? 愛車に積むべき車載工具 5選


 その昔のトヨタ車のトランクにはKTCの工具が搭載されていました。その作りはかなりいいもので、クルマは廃車しても工具は捨てずにキープしたものです。

 しかし、現代の国産車からは車載工具と言われるものはほとんどなくなってしまいました。工具はまったく積んでおかなくてもいいのでしょうか?

文/諸星陽一
写真/Adobe Stock、編集部
メイン写真/Sondem-Stock.Adobe.com

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【1】コンビネーションレンチ

 まずはかつて積んであった工具を紹介しましょう。もちろん、メーカーや車種によって異なりあくまで参考ですが、このあたりの工具が基本セットと考えていいでしょう。

・10mm-12mm片口スパナ
・14mm-17mm片口スパナ
・プライヤー
・プラス/マイナスの差し替えドライバー
・ジャッキ
・ホイールレンチ

といったものです。

 このキットを基本にして、せっかく揃えるのであればもう少しグレードアップしましょう。まず片口スパナはやめて、コンビネーションレンチにすることをおすすめします。

コンビネーションレンチは、一端が片口スパナ、もう一端がメガネレンチになっている工具。購入する際はレンチ部分が10mm、12mmを選ぶと良い(写真:幸せ侍-Stock.Adobe.com)

 「コンビネーションレンチ」というのは、一端が片口スパナで、もう一端がメガネレンチになっているものです。ナットやボルトを扱う際にメガネレンチを使うとしっかりとレンチが掛かり、ナットやボルトの頭をナメにくくなります。

 しかし、場所によってはメガネレンチが入りにくい場所や角度もあるため、片口スパナが必要なこともあります。

 10mm、12mm、14mm、17mmの4種を用意するのが理想に思われますが、じつはそこまで必要はありません。14mmや17mmがあるとブレーキパッドの交換なども可能なこともありますが、車載工具としてそこまでは必要ないでしょう。スパナはコンビネーションレンチとして10mmと12mmがあれば充分です。

 10mmはバッテリー端子を外すときに必要です。なにかの不具合でライトが消えない、ブレーキランプが点きっぱなしになった時などは、停車中にバッテリー端子を外しておく必要があります。バッテリー端子には12mmのボルト&ナットを使っている車種も存在します。

【2】プライヤ―

プライヤーはペンチのような工具で、ものをつかんだり針金をカットすることが出来る工具。プライヤーだけではなく、針金も積載すると、応急処置に対応することができる(写真:Hanasaki-Stock.Adobe.com)

 「プライヤー」はペンチのような工具で、ものをつかんだり針金をカットしたりすることができます。プライヤーも正式名称はコンビネーションプライヤーという名前が使われています。

 これは軸の部分をずらすことで、ペンチよりも大きなものをつかめるようになるためです。ペンチはカッター部分が存在するので、針金などをカットできることが理解できると思いますが、じつはプライヤーも軸に近い部分を使えば針金カットができます。このカット機能がしっかりしたものはプライヤーのガタが少ないものです。

 車載工具はけっこうガタガタですが、プライヤー単体で販売されているものは、それなりにしっかりしているものが多くあります。

 プライヤーだけ車載しておくのではなく、0.7~1.2mm程度の針金も一緒に積んでおくと、何かが脱落した際などに応急処置ができます。かつて、タイヤチェーンといえば金属チェーンだった時代は、装着後に余ったチェーン部分が暴れないように針金で処理したものですが、今は金属チェーンを使うことも少なくなりました。

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