【国産車離れの原因を探れ】ワタシが輸入車に乗り替えた理由

■【Part 2】ワタシが今、気になっている輸入車とその理由

 続いては輸入車に乗り替えた人たちが今、最も気になっている輸入車を選んでもらった。現在乗っている輸入車の延長線上なのか、それともまったく違うモデルなのかをその理由とともに聞いた。

「ポップなデザインが気になっているルノートゥインゴ」(現車ゴルフヴァリアント/神奈川県・44歳男性)

「なによりそのスタイリングがいいBMW420i」(現車先代BMW320iクーペ/東京都・55歳男性)

「クルマ好きになるきっかけがランボルギーニだったから、ウラカン」(現車ポルシェケイマン/徳島県・28歳男性)

「アウディRS3。コンパクトでハイパワーなコンセプトがいい」(現車VWゴルフ/愛知県・56歳男性)

「BMW740iとベンツS300h。顧客価値が高く、環境に優しく、運転していて楽しいから」(現車4代目BMW525i/愛知県・30歳男性)

「走りが今のクルマと違った意味でよさそうなルノールーテシアルノースポール」(現車アルファロメオMiTo/秋田県・50歳男性)

「デザインがいいうえ、4WDのワゴンでスキーに行くのに重宝しそうなVWゴルフオールトラック」(現車VWゴルフヴァリアント1.2TSIコンフォートライン/千葉県・45歳男性)

「今乗っているBMWとは正反対のオモチャ感があるJEEPラングラーアンリミテッド」(現車BMW320dツーリング/愛知県・43歳男性)

「VWゴルフとほぼ同等のスペックなのにデザインがいいアウディA3」(現車VWゴルフⅥ/東京都・51歳男性)

「量産車のスーパーカーみたいで手頃なクルマのBMWi8」(現車BMW320i/茨城県・62歳男性)

「MINIクロスオーバー。今乗っているMINIよりも大きく、クリーンディーゼルに魅力があるから」(現車BMW MINI/岐阜県・43歳男性)

「あのポルシェのオープンモデルで、しかも値段が手頃な718ボクスターに乗ってみたい」(現車ベンツE320/京都府・49歳男性)

「ボルボV40。スタイルや安全性、ボルボの独自性に惹かれます」(現車シトロエンC4/愛知県・53歳男性)

「国産車にはない究極のホットハッチモデルであるメルセデスA45AMGとアウディRS3スポーツバック」(現車BMW225i/福島県・43歳男性)

「ターボエンジンのレスポンスのよさに加え、乗り心地や快適性が格段に向上したポルシェ911カレラ。マルチメディアも進化しているし、街乗りも大丈夫そう。いつかは必ず……」(現車BMW640i/兵庫県・34歳男性)

「内外装のよさと圧倒的なパワーからベンツAMG C63」(現車ベンツCLA250シューティングブレーク/東京都・42歳男性)

 全般的にBMWオーナーは次もBMWが気になる人が多かったようだが、やはり現車とはまた違った個性を持つブランドのクルマが気になる人が多数派だ。

レンジローバーイヴォークコンバーチブルは超個性的な1台。人とはひと味違ったクルマに乗りたいという欲求を満たすのも輸入車の魅力のひとつ。数多い車種数も魅力だ
レンジローバーイヴォークコンバーチブルは超個性的な1台。人とはひと味違ったクルマに乗りたいという欲求を満たすのも輸入車の魅力のひとつ。数多い車種数も魅力だ

■【Part 3】ワタシが以前、国産車に乗っていて物足りなかったところ

 さて、ここでは輸入車に流れてしまった人が国産車に抱いていた不満点について挙げていく。国産車派には耳の痛い部分かもしれないが……。

「MPVの場合、車高の高さがあったせいかもしれないが、高速などでのどっしりとした安定感」(MPV→中古で先代ベンツC250クーペ/群馬県・54歳男性)

「ステイタス性に高級感、走りでは高速安定性に大きな違いがあった」(デリカD:5→新車でアウディQ5/東京都・42歳男性)

「インテリア、エクステリアの高級感」(インプレッサWRX STI→中古でBMW320iツーリング/愛知県・41歳男性)

「乗り味にインテリアの質感。今のクルマには走るたびに歓びを感じる」(イプサム→新車でBMW X1/秋田県・23歳男性)

「運転していて製品としてはよくても、走る喜びに欠けるところ」(AZワゴンほか→中古でプジョー406クーペ/神奈川県・48歳男性)

「コンパクトでステイタス性の高い高級車が欲しかったのだが、国産車には該当するクルマがなかった」(ベリーサ→中古でBMW118dスタイル/神奈川県・61歳男性)

「デザインがどれも似ていてステイタス性や高速安定性が物足りない」(エリシオン→中古でVWゴルフヴァリアント/神奈川県・50歳男性)

「輸入車よりも先行する機能があまりない。それにディーラーでのおもてなし感、お見送りなどが違う」(レガシィB4→新車でベンツCLAクラス/北海道・44歳男性)

「BRZに特に不満があったワケではなかったが、皆と同じというのが嫌だった」(BRZ→中古でポルシェケイマン/徳島県・28歳男性)

「カタログ値の6割くらいの燃費とホスピタリティのなさ」(マーチ→中古で4代目BMW525i/愛知県・30歳男性)

「特にないが、今の国産車には昔はあった選択肢がなくなっている」(レガシィB4→中古でアルファロメオMiTo/秋田県・50歳男性)

「シエンタは便利でとりたてて問題はなかったが、子どもも成長して3列目を使わなくなり、もう少しステイタス性があって家の前に止めていて格好いいクルマが欲しくなったから」(シエンタ→中古でVWゴルフヴァリアント1.2TSIコンフォートライン/千葉県・45歳男性)

「足りなかったものはなし。燃費以外、オデッセイはすばらしいクルマだった」(3代目オデッセイ→新車でVWゴルフ/愛知県・48歳男性)

「レガシィB4の足回りはしっかりしていたけど、ゴツゴツしていて街乗りには不向きだった。今のBMWでは走りの楽しさの質が違う」(レガシィB4→中古でBMW225i/福島県・43歳男性)

乗り替えた理由と重複するが、デザインやステイタス性、ブランド、走りに不満を持っていた人が多かった。そのいっぽうで、前車にとりたてて不満がなかった人もいて国産派は救われた思いだ(ホッ)。

走る喜び、という観点は輸入車勢の最も得意とするところ。国産車にもこのくらいの味が欲しいか……
走る喜び、という観点は輸入車勢の最も得意とするところ。国産車にもこのくらいの味が欲しいか……

次ページは : ■【Part 4】“輸入車党”の自動車評論家諸氏「だから輸入車を選んだ!」

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