パンクする前にタイヤを交換しよう!! 摩耗や経年変化などタイヤの危険信号を知る!!

チェック方法は? 交換のタイミングは? タイヤの危険信号を知る

 クルマのパーツの中で重要なもののひとつがタイヤだ。加速や減速をするにあたって、唯一路面に設置している部分であり、その性能によってクルマの挙動は大きく変わる。

 でも使い方はユーザーによって、千差万別。例えば溝さえ残っていれば、タイヤはいつまでも使えるものなのだろうか?

 今回はそんなタイヤの危険信号について解説しよう。摩耗に限らず交換する目安になるのは、タイヤのどのような変化なのだろうか?

文/斎藤 聡、写真/Adobe Stock(トビラ写真=akiland1982@AdobeStock)

【画像ギャラリー】彼らは酷使されながら人知れずSOSを出しているのです……危険を早めに察知してタイヤをいたわろう


■タイヤのメンテナンスって何をすればいいの?

できればひと月に一度は空気圧チェックを行いたい。タイヤの空気圧は走り心地にはもちろん、燃費にも影響する要素だ(chaiyasit@AdobeStock)

 タイヤのメンテナンスを忘れずに……っていったい何をどう気をつければいいのでしょうか。

 新車でクルマを購入したときは、タイヤの心配は必要ありません。ただし、タイヤはほっておくと空気が少しずつ抜けていくので、空気圧のチェックは必要です。空気圧のチェック頻度は、できれば1か月に1回、せめて2か月に1回くらいしてほしいと思います。

 空気圧が少なくなるとタイヤのたわみが大きくなるので、カーブで変形が大きくなります。操縦性が悪くなるとともに、偏摩耗の原因になります。

 特にタイヤの外側のショルダー部が摩耗しやすくなります。そうなると微妙に曲がりにくくなるので、ハンドルの舵角が大きくなり、さらにショルダー部の摩耗が進みます。

 そうなる前に空気圧を調整して、さらにタイヤのローテーションを行ってやると、タイヤをより長くよい応対で使うことができます。

■目や耳でのチェックや前輪と後輪の入れ替えも有効

パンクの中でも特に厄介なのが、刺さった釘やビスがそのままになり、空気が少しずつ抜けていくスローパンクチャーだ。目視チェックが早期発見につながる(kasarp@AdobeStock)

 タイヤのチェックは、釘や鉄片を拾って起こるパンクやそれにまつわるトラブルの防止にも役立ちます。

 厄介なのが(パンクはどれも厄介ですが)、刺さった釘やビスが抜けず、少しずつ空気が抜けていくスローパンクチャーです。釘やビスがタイヤ(トレッド)を貫通し刺さったままになっていると、起こることがあります。

 タイヤのトレッド面をざっと見まわすだけでいいのでタイヤのチェックをすると、トラブルを未然に防ぐ可能性が高くなります。

 ちなみに釘やビスが刺さったタイヤはカチカチと硬いものが路面をたたく音が聞こえてくるので、そうした音にも気を付けておくといいと思います。

 もう一つタイヤの傷で注意したいのがタイヤのサイドウオール(側面)の傷です。特に危険なのがタイヤのサイドウオールにできたブリスター(コブ)です。キャッツアイや段差など大き目の突起を、減速しきらずに乗り越えてしまうとできることがあります。

 これはホイールリムと突起にタイヤ側面が強く挟まれて、(タイヤの)中のカーカスコードが数本切れてしまったときにみられる症状です。コブ裂けやすく、裂けるとバーストといって瞬間的に空気が抜けてタイヤがグリップ性能を失いますから非常に危険です。

 こうしたタイヤのトラブルをチェックするためにもクルマに乗り込む時や給油の時に目視で確認、1~2か月に1回くらいは空気圧をチェックしながら、タイヤの傷みも併せてチェックするのがいいと思います。

 ある程度距離を走るとタイヤは摩耗していきます。先に触れたように空気圧が少ないと偏摩耗が起こりやすく、タイヤの実質的な寿命を縮めてしまいます。空気圧を多く入れ過ぎればトレッド面の中央の摩耗が進み、空気圧が少ないと両端が摩耗しやすくなります。

 またミニバンやトール系の軽自動車など重心の高いクルマは前輪の外側が摩耗しやすくなります。これは防ぐことはできないので、タイヤのローテーションを年1~2回くらい行ってやるとよいと思います。

 もっともタイヤのローテ―ションはミニバンやトール系軽自動車だけでなく前後のタイヤサイズが同じであれば、どんなクルマも同じ頻度でローテーションするのがタイヤを長く持たせるポイントです。

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