「シーマ現象」といわれるほど、売れに売れた時代もあった、日産のフラッグシップセダンである「シーマ」。しかし今となっては、ヒットモデルの面影はなく、直近の月間販売台数は、一桁もしくは多くても10台程度と、見るも無残な状況だ。
冷静に分析すると、日産がシーマに見切りをつけて国内販売を打ち切る可能性は高い。そうなると、先日ホンダがレジェンドの2021年いっぱいでの生産終了を発表したこともあり、国産高級サルーンのカテゴリーはトヨタ(とレクサス)だけが残ることになる。選択肢が減るのは悲しいことだが、それだけ日本全体に余裕がなくなってきたということなのかもしれない。
かつての名門シーマは、どうしてこうなってしまったのだろうか。
文:吉川賢一
写真:NISSAN
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