忘れがちだけど大事な燃費を伸ばすカーメンテ 4選


バッテリーも定期交換が大事

 バッテリーは、使用不使用に関わらず時間とともに内部抵抗が増大して、経年劣化を起こします。劣化し始めると、電池容量と充放電機能が低下してバッテリーが上がりやすくなります。また、バッテリー液が少ない状態を放置すると、劣化が加速します。

 バッテリーの主要な役目は、始動時にスターターを回すことですが、始動時にスターターを回すことができないことがないよう、走行中にオルタネーターの発電によって充電しています。オルタネーターは、バッテリーの容量が規定量(例えば、フル充電時の70~80%)を下回った時に充電するように制御されているため、バッテリーが上がり気味で容量が少ないと、充電頻度が増します。

  オルタネーターは、エンジンの回転力(出力)で発電します。発電してない時には回転抵抗は発生しませんが、発電中は回転抵抗が発生するため、充電頻度が増すとその分燃費は悪化します。ただし、全体の電気量の中ではその割合は大きくないので、燃費悪化も微少です。

 劣化したバッテリーは、充電によって一旦電圧は上がりますが、またすぐに電圧低下を起してしまうため、新品バッテリーに交換するしかありません。規格品で大きな容量のバッテリーもありますが、冬季のバッテリー性能の向上や長寿命化には効果的であるものの、燃費の向上効果は期待できません。純正バッテリーを3年程度で交換する方が、コストパーフォーマンスでみれば有利です。

バッテリー液の点検は月に1回。バッテリー液が減ると、劣化は急速に劣化が進むので要注意(PHOTO:写真AC_ 8maki)

定期的なエレメント交換で高速燃費が変わる

 空気中のゴミや砂ぼこりなど、エンジンへ異物が混入することを防ぐため、吸気系最上流にはエアクリーナーが装着されています。エアクリーナーには、濾過機能を持つエアフィルタ(エレメント)が内蔵されており、走行距離とともにエレメントは汚れ、異物が詰まってきます。

 エレメントが詰まって吸気抵抗が増えると、出力は低下します。例えば、詰まりによって吸入空気量が10%低下すれば、最高出力は10%低下します。

 ただ、通常の走行条件では、もともと要求空気量が少ないので、アクセルを多少余分に踏み込む(エンジンのスロットルを開く)ことになりますが、燃費への影響はほとんどありません、しかし、パワーが必要な高速運転では、パワー不足によってアクセルを踏み込みやすくなるので、燃費は悪化しやすくなります。

 エレメントの交換時期は、通常3~4万kmですが、悪路や砂地など劣悪な環境で頻繁に走行する場合は、交換頻度を増やすことをお薦めします。自分で清掃しても、ある程度きれいにできますよ。

エレメントが薄黒く変色したら交換時期。自分で清掃して交換時期を遅らせることも可能(PHOTO:写真AC_ 海悠)

◆     ◆     ◆

 今回取り上げたメンテナンス項目は、ユーザー自身が簡単にチェックできる項目です。共通するのは、抵抗を減らすこと。効果は小さいかもしれませんが、確実に燃費が良くなる手法です。

 カーメンテナンスに、もう少しだけ積極的に取り組むことで、長い目でみればトータルコストを抑えることができます。乗りっぱなしは損。1ヶ月に1回、ちょっと手間をかけましょう。

【画像ギャラリー】ついやってしまいがち!! クルマの寿命を縮めてしまうNG行為