実質逆転!? 常勝ヤリスを抜いたアクアの躍進 どこが凄い?

■ヤリス、アクア双方の棲み分けポイントはココ!

ヤリス車内。一人で運転を楽しむにはヤリスが適している。後席は長時間乗車には少し窮屈に感じるかもしれない
ヤリス車内。一人で運転を楽しむにはヤリスが適している。後席は長時間乗車には少し窮屈に感じるかもしれない

 筆者は、ドライバー1人だけで使うケースが多い場合にはヤリスを、2人以上でクルマに乗ることが多い場合にはアクアをおすすめする。

 クルマを操縦する楽しさを感じるのはヤリスだ。アクアは同乗者に優しいクルマであり、広さはもちろんだが、乗り心地に角が無くスマートである。心地良さを感じるフィールドが違うので、ユーザーの使い方に合わせて、選び分けると良いだろう。

 販売面で考えれば、売りやすいのは圧倒的にアクアであろう。装備が充実し、走行フィールが広く好まれるアクアは、多くの人が「良い」と感じるクルマになった。

 アクアの仕上がりの良さは、アフターフォローのしやすさにもつながる。クルマに対して、ユーザーからの不満が出にくく、良好な関係性が維持できるのだ。売り手としてはヤリスよりもアクアを強く勧めたい気持ちがあるだろう。積極的に売っていけるアクアの方が、今後の販売台数も伸びやすい。

 ユーザーはもちろん、販売側からの支持も厚いアクア。かつて軽自動車を含めた新車販売台数で1位を獲ったクルマの実力は伊達じゃない。2代目となり大人のコンパクトカーへ変身したアクアの勢いは、今後も増していくだろう。また記録的な販売台数を叩き出す日も近いかもしれない。

【画像ギャラリー】新型アクアがとうとうヤリス越え!? それぞれに違った魅力でユーザーを惹きつけるアクア&ヤリス(11枚)画像ギャラリー

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