若い世代に猛アピール!! 自動車界にもサブスクの波が到来!

若い世代に猛アピール!! 自動車界にもサブスクの波が到来!

 ここ数年大いに流行っているのがサブスクリプション。いわゆる定額制サービスのことだが、毎月一定の金額を払うことで、様々なサービスが利用できるというものだ。

 このサブスクが、自動車業界でも大いに流行している。カー用品や消耗品が一定の金額を払うだけで使えたり、自動車本体まで購入することなくサブスクで利用できるようなサービスが増えている。

 今回はそんな自動車界のサブスクをご紹介しよう!

文/藤田竜太
写真/Toyota、Honda、ナイル

【画像ギャラリー】噛まずに言えるようになる前に使い始めました……流行のサブスクリプションが自動車業界にも増加中!!(11枚)画像ギャラリー

■クルマ業界のサブスクあれこれ

 定額料金を支払うことで、商品を「所有」するのではなく、製品やサービスを一定期間利用することができる、サブスクリプション(subscription)、いわゆるサブスクが流行っている。

 音楽や動画、洋服やファッション、家具等までさまざまなサービスが広がっているが、クルマ関連のサブスクもけっこう増えてきた。そこで、クルマ系のサブスクを改めてピックアップしておこう。

●クルマ本体のサブスク

車両本体のサブスクというとトヨタの『KINTO』が有名だ。昔からあるカーリースとの違いは、サブスクの場合自動車保険(任意保険)が月額料金に含まれているというところだろう
車両本体のサブスクというとトヨタの『KINTO』が有名だ。昔からあるカーリースとの違いは、サブスクの場合自動車保険(任意保険)が月額料金に含まれているというところだろう

 車両本体の定額制サブスクリプションサービスには、メーカー系と非メーカー系の2パターンがあるが、定額のレンタルだとすると、昔からあるカーリースとあまり違いがないような気が……。

 たしかにその通り。頭金ゼロ。諸費用込みという点では、サブスクもカーリースも変わらないが、サブスクの場合、自動車保険(任意保険)が月々の料金に含まれているのが一般的。

 しかも年齢・運転キャリアが料金に反映されないという特徴がある。(事故を起こしたときの修理代も、免責分の自己負担だけでOKという場合も!)

 またサブスクだと契約終了時に残価精算の請求がない契約が基本。一方、カーリースは残価精算が請求される可能性がある。

 費用の面では、サブスクだと車両代、税金、保険、車検、維持メンテナンス代など手厚いサービスが盛り込まれている分、カーリースに比べるとやや高く、カーリースは最小限の維持・管理費がセットなので、基本料金は安く、あとはオプションで追加というカタチが多い。

・サブスクサービスを行なっているメーカー

先行する『KINTO』が有名だが、他メーカー各社も力を入れ始めている
先行する『KINTO』が有名だが、他メーカー各社も力を入れ始めている

 メーカー系のサブスクでは、トヨタの「KINTO」が有名。頭金0円、自動車保険もコミコミ(事故時も自己負担はMAX5万円)。利用期間は3年、5年、7年のいずれか。一ヶ月の走行距離は1500kmまで。

 日産だと「日産クリックモビ」。「日産クリックモビ」は任意保険が料金に含まれていないのが特徴。契約はネットで完結。利用期間は3年5年7年から選ぶ。月間走行距離も1,000Kmと1,500Kmの2パターン。

 ホンダには、月単位で利用できる「ホンダマンスリーオーナー」というサービスがある。契約は最短1ヶ月から最長11ヶ月。また一般的なサブスクとして「Honda ON」というサービスも別にある。

 その他、メーカー保証2年間延長付きの「三菱ウルトラマイカープラン」や、スズキの「かえるプラン」、スバルの「スバスク」、輸入車ではボルボの「SMAVO」にも注目。

・メーカー系以外

非メーカー系の『定額カルモくん』。メーカー系よりもリーズナブルなサービスが多いが。制約も多い場合があるので注意が必要だ
非メーカー系の『定額カルモくん』。メーカー系よりもリーズナブルなサービスが多いが。制約も多い場合があるので注意が必要だ

 ナイルの「定額カルモくん」。こちらは月々1万円台から新車に乗れて、最長11年の契約も可。

 「MOTAカーリース」は日本最安値に挑戦中で、他リースサービスより高い場合は商談時に値切り交渉も!? また走行距離の制限がなく、オプション加入で契約終了時、そのままそのクルマを所有することも可。

 あとはコスモ石油の「コスモMyカーリース、中古車売買サービスのガリバーの「NOREL(ノレル)」も有名。「ノエル」だと新車プランの他に、中古車プランもある。

 いずれのサブスクも、初期費用が抑えられ、ランニングコストが定額で済み、短期間で新車に乗り換えられるなどのメリットがある。

 その反面、走行距離の制限があったり(一ヶ月、1500km前後)、チューニングやカスタマイズは基本的に不可(一部、オプションで可能な業者も)。もうひとつ、契約期間中、原則として解約は出来ないのもネックだ。

次ページは : ■自動車本体以外でもこんなにある!

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