■そうはいっても、課題もある
また、デリカD:5のがっちりと作られたボディは、堅牢な箱に守られている「安堵感」を感じることができ、クルマが真面目に作られている様子が、よく伝わってくる。
デリカD:5のディーゼルターボは、いずれはPHEVへと置き換えられるだろう。燃費や排ガス(デリカD:5のCO2排出量は205g/km)といった環境性能が十分とは言えず、デリカD:5は三菱車全体のなかで、足を引っ張ってしまっている状態。
アウトランダーが新型へと切り替わった今、売れ筋であるデリカD:5も、追従するのではないかと予想している。
また、燃費や走りの良さに隠れて気が付きにくいのだが、エンジンが原因の振動が結構ある。アイドリング中にハンドルが「ブルブル」、アイドルストップからのエンジン始動時のショックは「ガンッ」と大きめ、走行中のエンジン音も1500回転程度をキープするので常に「ガーガー」と聞こえる。
「エンジンの振動やサウンドこそがデリカD:5だ」とも言えなくもないが、ライバル不在のコンセプトだけに、これらの課題をクリアして、ぜひ未来に残していってほしい。
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