オラオラ顔で支持率アップ!? 三菱の功労車 デリカD:5が売れる5つの理由


■良いところ2:どこまでもいけそうな力強い走り

ディーゼルターボならではのトルクフルな走りで走破性は抜群。『オフロード系ミニバン』の面目躍如だ

 デリカD:5のディーゼルターボによるトルクフルな走りは、たまらなく気持ちが良い。

 エンジンノイズや細かな振動はあるものの、このエンジンと8速スポーツモードA/Tの組み合わせの相性が実に良く、デカくて重たい車体(ほぼ2トン)なのに、一般道での巡行ではほぼ1500回転以下、高速道路の走行でも低いエンジン回転を保つよう、ギアが次々にシフトチェンジされていき、グイグイと前に押し出される。

 高速道路の合流シーンで急加速が必要な時も、余裕のエンジンパワーで加速する。快速ミニバンの素養も十分にあるのだ。デリカD:5が本領発揮できるのは、オフロードシーンだと思われがちだが、一般道でも、十分に楽しく感じられる。

■良いところ3:それほど悪くはない実燃費

 カタログ燃費は12.6km/L(WLTCモード)と、昨今のディーゼルターボの実力としては平均点以下だが、実走試乗では、これを上回る燃費をたたき出す。高速道路での移動時はメーター読みで16km/L越え、一般道やワインディングをペース速めに流した最終値は、13.0km/Lだった。

 トルクが太いディーゼルターボは、アクセルペダルの踏み込みが少なくても、巡行走行がしやすい。そのため、走行する道によっては、カタログ燃費を上回ることがよくある。デリカD:5も、今回の試乗コースとは相性が良かった、ということだろう。

 それでも褒められるレベルではないが、ガソリン価格高騰の中、軽油の安さに助けられると思えば、十分ありだろう。

■良いところ4:使い勝手がよいインテリア

インテリアの質感や操作性の良さは三菱車共通の魅力だ

 三菱のクルマ全般でいえることだが、もっと評価されて欲しいのが「インテリアのつくりの良さ」だ。インパネ周りやドアの内張り、ステアリングホイールの造形、シートの手触りなど、高級輸入車メーカーのレベルに達しているほど、つくりがいい。

 インフォテイメントシステムも新しく、使い勝手が良い。10.1インチサイズのタッチパネル型大画面モニターは、中を4分割し、ナビゲーション、オーディオ&テレビ(※走行中は音声のみ)、テレマティクス車両通信、アクセサリなどを同時に表示できる。これが非常に使い勝手がよかった。

 各画面の大きさ配分は、指先一本で自由に変更も可能。オプションのマルチアラウンドモニターも非常に見やすく、駐車枠にまっすぐに停めるのが苦手な筆者としては、必須のオプションだ。

 実際にクルマを見て、触れて、座ってもらえるとよく分かるのだが、インテリアの質感の高さ、そして使い勝手の良さは、D:5の魅力のひとつだといえる。

■良いところ5:クルーザーの様なソフトな乗り味

サスペンションのストロークが深く、ゆったりとした豪華クルーザーのような乗り味を持つ。反面、急な運転操作は後席の揺れを大きくし、車酔いの元となる

 高速道路や一般道でも、サスペンションのストロークが深く、どんな起伏やうねりでも乗り越せそうな、頼もしい印象を感じる。半面、常に上下にフワフワとした乗り味で、波間を縫って進む豪華なクルーザーの様な、「ゆったり」とした動きをするので、気分は大らかになる。

 ただ、急な運転操作はNGだ。ドライバーの運転次第では、後席でクルマ酔いをするかもしれない。ハンドルを切るとワンテンポ遅れてグイッと曲がるし、ブレーキを踏むと、ボディは大きく前傾もする。

 だから乗り心地がダメというほどではないのだが、凸凹路面でも走破できる反面、そうした揺れが大きい点は、購入を検討される場合は、知っておいてほしい。

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