東京オートサロン2022で、華々しい日本登場を果たした新型フェアレディZ。いよいよ登場となったわけだが、新型フェアレディZの行き先はまさに前途多難。残念ながらその未来は決して明るくはない。
この手のスポーツカーは、このご時世では発売されること自体が僥倖であり、同時代同地域のクルマ好きにとって幸運ではあるが、しかし開発し、生産し、発売することと同じくらい「販売し続けること」は難しい。それは、新型フェアレディZを含む「スポーツカー」全体にとって、一筋縄ではいかない「壁」が立ちふさがっているからだ。
新型フェアレディZを待ち受ける3つの壁、それは「CO2排出量規制」と「騒音規制」、そして「販売台数」だ。
文:吉川賢一
写真:NISSAN、エムスリープロダクション
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