タフトの長所と短所は? 販売状況はいかに
タフト登場以来、発表時の4000台という販売目標台数に対し、2020年/4万2942台(6月からの7カ月)、2021年/6万2278台、2022年1月から2月/1万566台と、販売台数は月平均5000台をキープしており好調だ。
また、タフトの販売はハスラー(2020年/8万114台、2021年/8万2486台、2022年1月から2月/1万218台)に対しても、新車販売の重要な母体となるベースマーケットのない新規車種なのを考えれば、善戦しているといえる。
■長所
最大の長所は内外装、スカイフィールトップによる明るい雰囲気だろう。タフトが間口の広い軽乗用車なのを考えると、この点だけでタフトを買う人がいるであろうことも理解できる。
それでいて価格も135万3000円から179万8500円と、スカイフィールトップ(好みや必要性はともかくとして)に加え自動ブレーキ&運転支援システムも全グレードに標準装備されるのと、軽ハイトワゴンのムーヴカスタムでもこのくらいするのを思うとリーズナブルだ。
■短所
乗ると各社レベルの高い軽乗用車において格別劣るところはないものの、エンジンの基本設計が2005年と古いのもあり動力性能、エンジンの回転フィール、燃費は水準を若干下回る。
以前よりは良くなったものの自動ブレーキの性能、自動ブレーキの性能とも関連する先行者追従型のアダプティブクルーズコントロールやLKC(レーンキープコントロール、操舵支援)の性能は、レベルの高い軽乗用車においては見劣りする。
短所というほどではないが、リアシートの前後スライド機能がないのは人によっては気になる点になるかもしれない。
上記のとおり、クルマに強いこだわりがない人であれば悪い意味でなく「満足できる仕上がり」というのがタフトの全体的な印象だ。
■まとめ
タフトはハスラーの独占だった軽クロスオーバー業界に「待った」をかけた貴重な存在だ。それだけに前述の短所を改善しながら、今後もハスラーとともに切磋琢磨しつつ頑張ってほしい。
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