2022年3月14日で、現行型のオーダーストップがかかったクラウン。廃止や継続、SUV化やセダン大型化など、様々な情報が錯綜したが、最終的に下された判断は「2022年FMC(フルモデルチェンジ)」であった。
オーダーストップから早ひと月が経過し、新型クラウンの登場を心待ちにしている中、発表までのスケジュールが、徐々に明らかになってきている。
生まれ変わったクラウンは、2022年のいつ頃、どんな姿を見せてくれるのか。現在判明している最新情報とスケジュールを伝えていく。
文/佐々木 亘、写真/TOYOTA、ベストカー編集部(予想CG)
■新型への準備は万端も、販売現場には情報疲れが出始める
既にオーダーストップとなった現行モデルは、2018年に登場した。約4年でフルモデルチェンジを繰り返すクラウンにとって、2022年が変更の年となる。
オーダーストップがかかり既に1か月半が経過した。4月29日には、最終オーダー分までの生産が全て完了し、いよいよ新型の生産へ準備が進められるようだ。
もちろんこの間、クラウンの注文は出来ない状態。長引く新車納期と改良・モデルチェンジに伴う相次ぐオーダーストップで、新車販売の現場は、仕事になっていない。
新型クラウンに対しては、かなり早い段階から、様々な情報が流れた。特に、新聞媒体で取り上げられた生産中止やSUV化は、大きな話題を呼んだ。2020年11月から、こうした情報が流れ始め、二転三転する話に、ユーザーはおろか販売店も疲れを見せている。
生産終了話は完全に否定され、フルモデルチェンジとなるクラウン。気になる登場までのスケジュールを考えていこう。
■新型情報は6月に解禁?
かなりの情報統制が敷かれ、クラウンユーザーはおろか、案内を行う販売店に対しても、細かな情報は入っていないのが現状だ。
販売店から新型クラウンの案内を受けたというユーザー数人に話を聞くことができた。販売店からは、詳細はまだわからないが、6月末に登場すると電話が来たと話している。いくつかの販売店では、営業マンからも、同じく6月末という時期が出てきたため、このスケジュールはほぼ確定的といっていいだろう。
これまでも、クラウンについては、情報先行ではなく、発売日ありきでモデルチェンジのスケジュールが組まれていくことが多かった。
今回のような、突然のオーダーストップからの新型発表という乱暴さではないものの、「発売日はココで決定、でも情報はまだ出さないから、今のうちに出来る範囲で囲い込みしてね」という、メーカーの販売店泣かせな動きはいつものことだ。
6月末に登場するというゴールが設定された今、詳細情報は販売店ファーストの考え方なら5月末ごろには流れてくるか。
しかし、今回の緊急オペレーション的な動きでは、発表ギリギリの6月上旬に情報解禁(それでも全部は出てこないだろう)があり、すぐに先行受注開始、幾ばくも無い状態で正式発表となる可能性もある。
歴代クラウンでも類を見ない、販売店に厳しいスケジュールとなるだろう。
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