豊富なグレード展開が“選ぶ楽しみ”も提供するシエンタ
シャトルと同じ5ナンバーサイズボディの2代目シエンタもまた、シャトルの穴を埋める一台になりえる存在ではないだろうか?
低床フラットフロアによるコンパクトな高効率パッケージながら3列目までゆとりある室内空間を実現したシエンタは、7人乗り&両側スライドドアを採用したミニバンとして幅広い世代から支持を集めている。乗降性の良さも特長のひとつで、スライドドアは330mmという低い乗り込み高さに設定するとともに、665mmの広いドア開口部も実現。
また、スイッチを押せば簡単に自動開閉できるワンタッチスイッチ付パワースライドドアもシエンタのストロングポイント。買い物で手荷物が多い場合などでも、スマートキーを携帯していればスイッチひとつで解錠と&ドアオープン可能なのは便利以外の何物でもない。
2018年9月のマイナーチェンジでは、新たな5人乗り2列シート車としてFUNBASE XとFUNBASE Gも展開。2列目シートを倒すことでフラットかつ最大荷室長2065mmの大容量ラゲージを実現でき、多彩なアクティビティ用途に対応する9個のユーティリティホールをデッキサイド両側に設けるなどアウトドアや車中泊での使用を視野に入れた、時流を捉えたイマドキ仕様のラインナップも心憎いばかりだ。
強豪ひしめく国内SUVシーンでやや存在感が薄いRVRこそ逆に狙い目!?
2010年2月にデビューした3代目のRVR。群雄割拠の様相を呈する国内SUVシーンにあってライバルと比べてもリーズナブルな214万3900円~274万4500円の車両本体価格を設定するRVRは、シャトルの180万8400円~277万2000円と差額も少なく、十分に選択肢のひとつとして検討に値する一台と言える。
見晴らしの良いアイポイントによる運転のしやすさと軽量コンパクトなボディがもたらす取り回しの良さが持ち味のRVR。SUVならではの幅広い用途に対応するスペースユーティリティは申し分なく、ゴルフバッグやキャンプ道具が余裕で積載できる419リッターの大容量を誇るラゲージスペースを実現。
また、同スペースには濡れた物や汚れた物でも気兼ねなく収納可能な床下収納スペースのほか、荷物の固定に便利なコンビニフックやフロアフックなど使い勝手の良さも見逃せないポイントとなっている。
2010年2月の発売以降も一部改良やマイナーチェンジを重ねて熟成を進めてきたRVRは、2019年8月にフロントとリアのデザインを一新するビッグマイナーチェンジを実施。
特に、フロント回りはプロテクト形状のバンパーとスクエアなラインで構成したフロントグリルで力強さと堅牢さを表現した現在のスタイルに大きく変貌を遂げている。
走りヨシ、見た目ヨシ、使い勝手ヨシ! 三拍子揃ったカローラ ツーリング
シャトルと同じ5ナンバーサイズのステーションワゴンという意味においてはカローラ フィールダーが後釜に最適な一台なのかもしれないが、ここではTNGAプラットフォームの採用でデザインも走りも大きく生まれ変わったカローラ ツーリングをあえてプッシュしたい。
国内専用の設計が行われたことで低重心でスポーティなスタイリングに走る楽しさ、さらには取り回しの良さを両立したカローラ ツーリングは2019年9月に販売を開始。走る楽しさを強化するべく、パワートレーンには1.8リッターハイブリッド車(+電気式無段変速機)、1.8リッターガソリン車(+7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付Super CVT-i)、1.8リッターガソリン直噴ターボ車(+6MT)という3タイプを設定。
フロントにマクファーソンストラット式を、リアにダブルウィッシュボーン式を採用したサスペンションも旋回時の安心感・安定性に貢献するとともに、路面をつかむような安定した走りを実現している。
大人5人が座ってもゴルフバッグが4つ入るラゲージスペースは通常392リッターの容量だが、リアシートを倒すことで最大802リッターの容量も確保。より多くの荷物を載せる際に便利な、荷室床面の高さを2段階に調節できるリバーシブルデッキボードも設定されていて至れり尽くせり!
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