乾燥剤の設置でダメ押しを!
エアコンを内気循環にしておけば走行中の除湿は問題ないが、エアコンをオフにした途端に湿度は再び上がってしまう。
実はこの乾燥と湿度上昇の繰り返しが雑菌を増やし、カビの原因にもなるとも言われている。これを防ぐには乾燥剤の設置が有効だ。乾燥剤を足元のマットの上や、トランクルームの中などに置いておくと、カビの発生を防げる。
猫のトイレに使う砂を靴下に入れて置いておくという方法もあるが、家庭用乾燥剤でも十分。
ただし注意したいのは、容器に吸収した水分が溜まるタイプのタンク型除湿剤を使用する場合だ。これらは薬剤に塩化カルシウムが使われていて、こぼしてしまうとクルマのパーツに使われている鉄などがサビる原因となってしまう。そのため、タンク型のものを使う場合には走行中に倒れないよう固定しておく必要がある。こういったことから、ビーズ状や粉末状のシリカゲルタイプのものを使ったほうが安心だ。
濡れたものを車内に積んだ時には、アフターケアが重要
傘やカッパ、タオルなどの濡れたものを車内に持ち込んだ場合には、濡れてしまった部分をそのまま放置しないことも重要だ。水分をきちんと拭き取っておくことはもちろん、エアコンや窓を開けることで風通しを良くし、できだけ早く乾燥をさせる。さらに除菌スプレーなどを吹きかけておくと安心だ。
洗車時に使用したタオルを車内やトランクに放置することも、湿度の高いシーズンには異臭の原因にもなるため、入れっぱなしにしない、乾燥させてからしまうなどの配慮が必要だ。少し面倒かもしれないが、雑菌やカビが繁殖する前に対策しておくことが、愛車を守り、健康を守るうえでも大切ということは心しておこう。
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