■スバル編
一昨年はインプレッサ、昨年はXV、そして今年は新型フォレスターがデビュー、また北米市場においてXV PHVの投入がアナウンスされた。
新中期経営計画「際立とう2020」によると、2019年には新世代ダウンサイジングターボ、2021年にはEV投入が控えている。PHV、EVモデルがどんなモデルなのかなど、現在判明している最新情報を解説。
【スバルの気になるウワサ①】 トヨタとマツダのEV新会社にスバルも参入。スバルのEVの今後は?
昨年9月28日、トヨタとマツダ、デンソーがEVの開発を手がける新会社「EVシー・エー・スピリット」の設立を発表。新会社にはトヨタが90%出資し、マツダとデンソーが5%ずつ出資している。
そのEV新会社にスバル、スズキ、ダイハツ、日野自動車が参加を決め、今年1月から各メーカーから5人程度を派遣し、新会社の技術者は60人ほどになるという。
そこでクローズアップしたいのがスバルのEV。新中期経営計画でのロードマップによると、EVの発売時期は2021年になっているが、なかなか実像は見えてこない。そんなところへ、前述したニュースが舞い込んできたのだ。
現在、トヨタとマツダはEV開発と同時進行的に、シングルロータリーを発電に使用するレンジエクステンダーを開発中で、まずはこちらを先に市場投入する。
気になるのは、そのロータリーを使ったユニットをどのクルマに搭載するか、だが、ここにきて可能性が急浮上してきているのは欧州トヨタが2013年にフランスで発表した小型EVのコンセプトカー「ミーウィー」だ。
このミーウィーおよびシングルローターによるレンジエクステンダーEVが、このEV新会社からスバルへOEM供給される可能性が高くなってきた。早ければ2020年には登場しそうだ。
【スバルの気になるウワサ②】 1.6L、2L NA、1.6Lターボ、2Lターボが2019年に1.6Lターボと1.8Lターボに置き代わる?
新中期経営計画に示されているロードマップを見ると、2019年からダウンサイジングターボの投入と明記されている。
これをもう少し紐解くと、現在レヴォーグに搭載されている2Lと1.6Lの直噴ターボが置き換わり、それぞれ2Lターボから1.8Lターボに、1.6Lターボから1.5Lターボに置き換わっていく予定。
そして次期WRX STIにはEJ20ターボに代わり、FA20型ターボを320ps程度までハイパワー化して搭載する見込み。
■スズキ編
昨年末に新型スペーシア、クロスビーと立て続けに新型車を発売したスズキは、今年もジムニーのフルモデルチェンジを果たし、アルトのマイナーチェンジを予定している。来年以降は軽自動車への本格ハイブリッドの導入なども予想され、注目は続く。
【スズキの気になるウワサ①】 今秋、アルトはマイチェンで予防安全性能を徹底強化!
2014年12月のフルモデルチェンジから4年目を迎えるアルトは、今年秋にマイナーチェンジが実施される見込み。
現行型はJC08モード37.0km/Lという軽ナンバーワンの燃費性能を実現。その軽トップの記録はライバルのミライースが昨年5月に一新した今も抜かされていない。
そのため今回のアルトのマイチェンは安全装備の強化が中心となり、新型スペーシアと同じ後退時も対応する最新自動ブレーキが採用される。
内外装にも大きく手を入れたビッグマイチェンになるかはまだわからないが、乗り心地など快適性向上のための改良も実施されそうだ。
【スズキの気になるウワサ②】 フルハイブリッドを軽自動車にも導入!
スズキは、発電機を走行アシスト用モーターとして併用するマイルドハイブリッドのほか、小型車には駆動用モーター&バッテリーを搭載するフルハイブリッドも設定しているが、このフルハイブリッドを2020年までに軽自動車にも投入する方向で開発を進めている。
ただ、フルハイブリッドはバッテリーなどを配置するスペースの確保が課題になり、ハイト系モデルを中心に設定される見込みだ。
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