スズキは2022年5月11日の2021年度連結決算発表会で、グローバル販売は好調なものの、日本市場で約20万台、インド市場で約30万台のバックオーダーを抱えていることを明かした。
その主な要因はコロナ禍による部品調達の遅れや、生産工場の停止などが挙げられている。ただでさえ、ジムニーが大量のバックオーダーを抱えている状態で、さらに他車種まで多くのバックオーダーを抱える状態は健全な状態とは言えないのではないだろうか。
しかしバックオーダーを抱えているのはスズキだけではない。現在、すべての国産メーカーがこの問題に直面している。今回は長期化するバックオーダー問題について迫っていきたい。
文/渡辺陽一郎
写真/TOYOTA、SUZUKI、HONDA
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