プロが薦める!! 売れてなくても「買い」のクルマ 7選

月販1万台を軽く超える「売れてるクルマ」があれば、月販1000台を割る「売れないクルマ」も当然ある。

それは時代にそぐわなかったり、もともと計画台数が少なかったり、いろいろ理由はあるけれど、とはいえ市場で何台売れていようと、購入するユーザーにとっては関係ない。

さらにいえば、「売れないクルマ」でも「いいクルマ」はたくさんあるし、薦めるべきクルマもたくさんある。

もちろん売れているクルマの「買い」の部分はわかりやすい。でも、あまり売れてないクルマだって「買い」の部分、「買い」のモデルはたくさんある! 本稿では自動車ジャーナリストの片岡英明氏、渡辺陽一郎氏それぞれに、月販1000台程度(もしくはそれ以下)のモデルのなかから「これは買い!」なクルマを厳選していただいた。
ベストカー2018年9月26日号より


■ジェイド、レガシィB4、WRX S4、アウトランダーPHEV 片岡英明

これから長く付き合うのだから、おすすめするのは走りのよさや環境性能に加え、先進安全装備が充実しているクルマになる。マルチパーパスカーではジェイドがイチ押しだ。

マイナーチェンジでRSを2列シートの5人乗りとし、ハイブリッド車も追加した。ワゴン感覚で気持ちいい走りを存分に楽しめる。シートアレンジが多彩なのは3列シートの6人乗りだ。

ホンダ・ジェイド(2018年8月販売台数 495台)

進化したアイサイトを標準装備するレガシィB4アウトバックも満足度の高い買い物になる。キャビンは広く、アウトバックはラゲッジルームの使い勝手がいい。走りの実力も一級だ。ターボのような刺激は望めないが、余裕ある走りを披露する。4WDの実力も折り紙つきだ。

スバル・レガシィアウトバック(2018年8月販売台数 190台)

同様の4WDシステムとアイサイトを搭載し、パワフルなターボエンジンを積むWRX S4も頼もしいパートナーになってくれる。

アウトランダーPHEVも改良に次ぐ改良によって魅力を増した。最終プロトタイプの試乗でもわかるように、最新モデルはSエディション以外のグレードも走りの洗練度を高めている。剛性とハンドリング性能を向上させ、コントロールできる領域も広げられた。モーターの存在感も増しているから、満足度の高い買い物になるだろう。

三菱・アウトランダーPHEV(2018年8月販売台数 678台)

■ポルテ&スペイド、ジューク、アウトランダーPHEV、グレイス 渡辺陽一郎

推奨車種の条件は、ほかのクルマとは違う明確な特徴があり、緊急自動ブレーキを作動できる安全装備も相応に進歩していることだ。

コンパクトカーではポルテ&スペイドを選ぶ。助手席の乗降性が抜群に優れ、お年寄りのいる世帯にも適する。助手席を前側に寄せて後席の座面を持ち上げると、車内の中央に広い空間ができて、スライドドアから荷物を積める(ただし衝突時に加害性を持たない荷物にかぎる)。

トヨタ・ポルテ(2018年8月販売台数 411台)

SUVはジュークだ。発売から8年以上を経過したが、外観は個性的で古さを感じない。走りも機敏で、外観と同様にスポーティで楽しい。

同じくSUVではアウトランダーPHEVも注目される。充電された電気で走る距離も相応に長く、4輪をモーターで駆動するから安定性も優れる。走りは滑らかで力強い。

実用重視のセダンにはグレイスがある。フィットと共通のプラットフォームを使って空間効率が優れ、後席の足元はLサイズセダン並みに広い。乗り心地も意外に快適で、価格は機能のわりに安い。

ホンダ・グレイス(2018年8月販売台数 477台)

スポーツセダンならWRX S4だ。攻める時はよく曲がり、危険を避ける時には後輪がしっかりと安定を保つ。運転の楽しさと安心感を両立させ、街中の取り回し性など実用性も高い。

スバル・WRX S4(2018年8月販売台数 184台)

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 今回それぞれ挙げていただいたモデル7台のなかでも、ふたり揃って「買い」としたのはスバルWRX S4と三菱アウトランダーPHEVだった。

アウトランダーPHEVは改良モデルが出たことで今後は売れゆきも回復しそうだし、WRX S4も走りのよさは折り紙付き。ほかもそれぞれ独自の長所を持つクルマばかり。長年使う、「命」を載せるものだけに、皆さんぜひとも、「隣りの人が何を買っているか」、「最近どんなクルマがヒットしているか」に惑わされず、自分に合った、好きなクルマを選んでいただきたいです。

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