レッドブル飲み放題!? いったいなにがもらえるの? レッドブルアスリートの実態と本音

■レッドブルと共に世界へ!

2022年シーズンの笹原右京はスーパーフォーミュラと並行してスーパーGTでも戦う
2022年シーズンの笹原右京はスーパーフォーミュラと並行してスーパーGTでも戦う

 レッドブル・アスリートの契約について、具体的なことは言えませんが、サーキットでは常にレッドブルを飲まないといけない、なんてことはありません(笑)。

 いま国内の四輪モータースポーツには4人のレッドブル・アスリートがいますけど、契約内容は本当に人それぞれじゃないかと思います。有り難いことにお金も発生していて、アスリートとして認定していただいていると感じます。選出には成績も影響するのだろうと思いますが、実際のところはわかりません。

 国内モータースポーツで一番最初にレッドブル・アスリートになった平川亮選手を見ていると、もしかしたら彼が目指していた世界は他のカテゴリーだったかもしれないけれど、いま世界耐久選手権(WEC)で戦っている姿は本当に素晴らしい。

 もちろんトヨタがあってこそだけど、レッドブルと共にどんどん世界に羽ばたいている感じですね。

 これは伝わりにくいというか語弊があるかもしれませんが、僕も決していつまでもスーパーフォーミュラやスーパーGTだけに留まろうとは考えてません。もちろんいまシートを得られていることは本当に有り難いです。

 でも先々、笹原右京というアスリートをもっとグローバルに知ってもらいたいんです。世界ラリー選手権(WRC)で9連覇したセバスチャン・ローブって、僕にとってはまさに『レッドブル』のイメージそのものです。

 WRCを引退後、ツーリングカーのWTCCやDTMにふつうに出ちゃったり、パリダカやエクストリーム、パイクスピークにも参戦して、もう車輪がついてれば何でもやります! みたいな(笑)。

 ル・マンの出場経験もあるし、今年1月なんてパリダカの一週間後にラリー・モンテカルロにスポット参戦して、WRC通算80勝目をマークしたんですよ!

 そのローブみたいに、僕もカテゴリーを限らずいろんなチャレンジをしてみたい。レッドブルの人に、一回でいいからWRカーに乗りたいって言ってます。父がダートトライアルやラリー出身で、すごい興味があるので。

■他競技の良い部分をモータースポーツに取り入れたい

 あとレッドブルを通じて他スポーツの方々ともっと交流したい。コロナも収まりつつあるし、せっかくのレッドブル・アスリートつながりなんだから使っていきましょうよと。

 例えば紀平さんにサーキットで観戦してもらうとか、もし運転免許を持ってるならコース走行を体験してもらうとか。逆に僕がフィギュアの大会に応援にいくとか、紀平さんにフィギュアを教えていただくのもアリかな。

 まずはそういうことをコツコツ続けて、互いのアスリートやファンが互いのスポーツへの認識を深め、つながりを作っていくことで、ゆくゆく大きな力になっていけるといい。

 CMで24枚の壁をブチ破ったように、ふつうじゃないことをやり遂げるのがレッドブルだと思います。スーパーフォーミュラでもマシンを日常のシーンの中に織り込むとか、エクストリーム的なことをするとか、何かとんでもないことをやり遂げることができたら世間の興味を引けるのではないかな。

 本気でそういうことに取り組んでいくことが、スーパーフォーミュラの次の50年につながっていくのではないかなと思います。

【画像ギャラリー】共に世界を目指せ!! 笹原右京の近年の活躍と四輪モータースポーツ界のレッドブル・アスリートたち(8枚)画像ギャラリー

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