今こそ日産は日本に入れるべき! 海外専売の魅惑の日産SUV5台

■3:インフィニティQX55(北米)

日産がインフィニティFXの再来と公言するQX55。低く構えたフォルムは確かにSUVクーペとして相当にスタイリッシュだ。日本でもそこそこ売れるのではと思うが、現在は北米専売モデルだ<br>
日産がインフィニティFXの再来と公言するQX55。低く構えたフォルムは確かにSUVクーペとして相当にスタイリッシュだ。日本でもそこそこ売れるのではと思うが、現在は北米専売モデルだ

 QX55のベースとなるQX50は、かつて日本ではスカイラインクロスオーバーの車名で販売されたことがあるEXが起源となる。

 現在、QX50は2017年登場の現行モデルからFFのオーソドックスなミドルSUVに移行しており、レクサスであればNXに相当する存在である。

 QX50は2LのVC(可変圧縮比)ターボや、ダイレクトアダプティブステアリング(非常時以外ハンドルとタイヤがつながってないステアバイワイヤ)の搭載などが特徴だ。QX50の派生車となるQX55も機能面は基本的にQX50と共通ながら、エクステリアは流麗なクーペルックとなっており、QX50とQX55の関係はベンツであればGLCとGLCクーペと同様のものだ。

 また、QX55はインテリアもレッド&ブラックのインテリアカラーが設定されるなど、富裕層が求める個性も充分備えている点も魅力だ。

 トヨタに対してチャレンジャーである日産が何かSUVを日本に導入するなら、日本車にはない、こういったジャンルのプレミアムカーを選ぶという手もあるのではないだろうか。

■4:パスファインダー(北米)

日産パスファインダー。北米日産SUVの代表格的なクルマである。今やFFベースだが、日産としてはトラックベース時代の骨太さと現在的な洗練さを持ち合わせたSUVとして売りたいのだろう
日産パスファインダー。北米日産SUVの代表格的なクルマである。今やFFベースだが、日産としてはトラックベース時代の骨太さと現在的な洗練さを持ち合わせたSUVとして売りたいのだろう

 もともとパスファインダーはダットサントラックベースのSUVだったテラノの北米仕様で、2012年登場の先代型4代目モデルから乗用車のプラットフォームを使ったFFベースの3列シートラージSUVとなった。日本車で例えるなら、いずれも北米を中心とした海外専売車となるトヨタハイランダー、マツダCX-9、スバルアセントなどに相当する存在だ。

 パスファインダーは昨年現行型5代目モデルに移行しており、ボディサイズは全長5022×全幅1979×全高1801mm、ホイールベース2900mmとランドクルーザー並みの巨体となる。それだけにキャビンは、2列目はゆったりとしたシートとなるキャプテンシート仕様も設定され、3列目は3人掛けと広大だ。

 パワートレーンは3.5LのV6直噴ガソリンNA+9速ATという、日産車のものとしては日本人には目新しいものが搭載される。

 パスファインダーはボディサイズの大きさは気になるが、そのぶん左ハンドルのままでもデメリットは少ないという面もあるので、日本でも商売になるくらいの台数であれば売れる可能性はありそうだ。

■5:テラ(タイ・中国)

タイなどで人気のあるピックアップベースのSUVが「テラ」だ。ハイラックス(トヨタ)<br>やD-MAX(いすゞ)といった競合モデルに負けないカッコよさを持つ。タイ仕様をぜひ日本でも売って欲しい!!
タイなどで人気のあるピックアップベースのSUVが「テラ」だ。ハイラックス(トヨタ)
やD-MAX(いすゞ)といった競合モデルに負けないカッコよさを持つ。タイ仕様をぜひ日本でも売って欲しい!!

 少々紛らわしい話だが、テラは前述したテラノの現代版で、現行モデルはピックアップトラックのナバラをベースにした3列シートを持つ7人乗りSUVとして、タイ国や中国などで販売されている。

 ボディサイズは全長4890×全幅1865×全高1865mm、ホイールベース2850mmと日本でも使える範囲で、インテリアもなかなか上質だ。

 パワートレーンはタイ国仕様がパワフルな2.3L4気筒ディーゼルツインターボ、中国仕様は2.5L4気筒ガソリンを搭載する。

 タイ国での価格は最上級の4WDで149万9000バーツ(約528万4000円)と安くないが、日本に適価で導入されれば、かつてのテラノのような存在としてニッチな市場を得られるかもしれない。

【画像ギャラリー】やっちゃえ日産! 日本導入を検討して欲しい海外専売SUV5台を紹介!!(20枚)画像ギャラリー

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