■日産「NISMO」の2モデルはお値段以上か?
●リーフNISMO(価格429万8800円~)
変更点を聞かずにハンドル握ったら驚きましたね! 標準のリーフもハンドリングは決して悪くない……というよりホメられるレベル。なのにNISMOときたら一段と気持ちいいホットハッチに仕上がっていた。
ミシュランの18インチタイヤは静かでグリップするし、ステアリングギアボックスまで専用のクイックレシオ! さらに駆動力制御を変え、アクセルを踏んだらグイグイ曲がるようになっている。社外品でここまで仕上げるのは不可能です。
・オススメ度:★★★★☆
・NISMO:429万8800円(「X」グレードの47万3000円高)
【主な専用装備】●専用ショックアブソーバー&スプリング ●225/45R18タイヤ&専用アルミホイール ●専用チューニングコンピューター ●専用ドライブモード ●専用フロントバンパー ●専用リアバンパー ●専用サイドシルプロテクター ●専用シート地&ドアトリム
●ノートオーラNISMO(価格286万9000円~)
オーラに限らずNISMOはけっこう頑張っている。雰囲気派のユーザーならテーマカラーの”赤”を上手に配したエクステリアや、同じく赤のステッチをアクセントにするインテリアに満足することだろう。
オプションのレカロシートは座った瞬間「いいね!」と感じるほど。足回りもキッチリ仕上げている。
そもそもノートのプラットフォームはルノー開発のため日本車より剛性感が高い。単筒式のダンパーを採用したり、ボディ補強パーツを加えたりすることでヨーロッパ車のようなシャッキリ感が出ている。
タイヤもミシュランですね! もちろんNISMOはパワーユニットの専用チューンも行う。お値段以上かと。
・オススメ度:★★★☆☆
・NISMO:286万9000円(「G」グレードの25万8700円高)
【主な専用装備】●専用フロントグリル ●専用バンパー(前後) ●専用サイドシルプロテクター ●専用ルーフスポイラー ●専用LEDフォグランプ(前後)●専用17インチアルミホイール ●専用サスペンション ●専用本革・アルカンターラ巻ステアリング ●専用シート地
■スバル「STIスポーツ」の2モデルはお値段以上か?
●レヴォーグSTIスポーツ(価格370万7700円~)
レヴォーグSTIスポーツはSTIのコンプリートチューンというより、通常のグレードにSTIというブランドを付けただけである。したがって少数生産のドレスアップパーツを投入するようなことはしておらず、むしろレヴォーグのなかで最も売れているグレードだったりします。
最大の特徴がザックスの可変ダンパーだ。このダンパー、しなやかに動きながら減衰力もキッチリ出すという素晴らしい性能を持つ。ソフトをセレクトしておくと、通常はウルトラ快適な乗り心地でありながら、ハンドル切るなど高い減衰力が必要になったら瞬時に腰のある挙動のクルマに切り替わる。
このダンパーだけでSTIスポーツを選ぶ価値があると思える。乗り比べたら誰でもわかるほどいい。
・オススメ度:★★★★☆
・STIスポーツEX:409万2000円(「GT-H EX」グレードの38万5000円高)
【主な専用装備】●225/45R18タイヤ&専用アルミホイール ●電子制御ダンパー(ZF製) ●ドライブモードセレクト ●専用フロントグリル ●専用フロントバンパー ●STIロゴ入り大型マフラーカッター ●専用本革巻ステアリング ●ボルドー/ブラック本革シート
●WRX S4 STIスポーツR(価格438万9000円~)
WRX S4 STIスポーツRの内容もレヴォーグと同じ。違いはボディ形状の差による前後の重量配分(慣性重量もけっこう異なる)くらいだ。
基本的にWRX S4のプラットフォームは欧州車のような剛性感を持ち、ステアリングンギアボックスも欧州車が使うWラック式。そのうえでザックスのダンパーを採用し、レカロシートをオプション設定。もはや走り出すと日本車のレベルをはるかに超えた気持ちよさを実現している。
このエンジンでいいから6速MTを組み合わせてくれたら最高なのに! そのわりに標準グレード扱いのためリーズナブル。
ということでSTIスポーツRはお値段以上の価値を持っている。最後の純エンジン車としていかがか?
・オススメ度:★★★★☆
・STIスポーツR EX:477万4000円(「GT-H EX」グレードの38万5000円高) 【主な専用装備】●245/40R18タイヤ&18インチアルミホイール ●電子制御ダンパー(ZF製) ●ドライブモードセレクト(WRX専用制御) ●専用フロントグリル ●本革巻ステアリングホイール ●STIロゴ入りメーター ●ボルドー/ブラック本革シート
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