日産「ノートオーラ G」税込261万円
CセグやDセグといったアッパークラス国産車からのダウンサイザーをターゲットするノートオーラは、ベースのノートから、各所が大幅にクオリティアップされており、まさに「プレミアムコンパクト」とよぶにふさわしい仕上がり。5ナンバーサイズのノートに対し、全幅を片側20ミリ広げて3ナンバーサイズとし、17インチタイヤ(樹脂加飾付き)と、専用のエクステリアデザイン、クオリティアップがなされたインテリアが装備されている。
ベース車は261万円。これに、BOSEオーディオ、ナビリンク付プロパイロット、ETC2.0などがつく40万円のセットパッケージ(これがないとオーラの良さを享受できない)を選択すると302万円。300万円以下、とはいかないが、十分に射程圏内だろう。
ちなみに、予算に余裕があれば、4WDモデルもおススメだ。容量の大きなリアモーターを備え、滑りやすい路面で役立つ生活4駆としてはもちろんのこと、コーナリング性能や高速直進性が高くなることで、絶大な走行安心感を得ることができる。
トヨタ「カローラクロス ハイブリッドZ」税込299万円
エントリーモデルは税込199万円という、驚きのコスパを実現しているカローラクロス。C-HRとRAV4の間を埋めるサイズ感のSUVだ。全車速追従型レーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシスト、ペダル踏み間違い時の急加速を抑制するプラスサポートといった先進安全技術「トヨタセーフティセンス」は、全車標準装備。パワートレインは、ハイブリッドとガソリンの2種類をもつが、おすすめしたいのは、クラストップレベルの26.2㎞/Lを達成するハイブリッドモデルの方。
なかでも最上級グレードの「HYBRID Z(299万円)」は、タイヤ&ホイールが18インチとなるほか(その他は17インチ)、運転席の電動ランバーサポートや、シートヒーター(運転席・助手席)も備わるなど、贅沢装備がてんこ盛りだ。ここはぜひ、最上級グレードを選択して、お得感を味わってほしい。
リセールも考慮して選ぶべし!!
300万円をきるモデル、といえば、例えばトヨタRAV4(277万円)もそうだが、本文中でご紹介したように、ひとつ車格を落としたカローラクロスのほうが、装備を充実させることができて、カーライフがより豊かになるはず。またリセールも、装備が充実している上級グレードのほうが(モデルによって細かな違いはあるが)、有利になりやすい。
クルマは見た目も大事だが、使い勝手も同じくらい(もしくはそれ以上に)大事。もちろん、それぞれの嗜好や価値観によって答えは変わってくるが、よくわからないという方や、クルマ選びに迷っているという方には、本稿が参考になれば幸いだ。
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