補助金込みなら139万円で新車が買える!!! 軽EV 日産サクラ&三菱eKクロスが与えるインパクトとは【クルマの達人になる Vol.601】

補助金込みなら139万円で新車が買える!!! 軽EV 日産サクラ&三菱eKクロスが与えるインパクトとは【クルマの達人になる Vol.601】

 ベストカー本誌で毎号連載している自動車評論家・国沢光宏氏の「クルマの達人になる」。今回のテーマは「新型軽EV日産サクラ&三菱eKクロスEVが国内市場へ与えるインパクト」。

 2022年5月に発表された日産サクラ/三菱eKクロスEVが「現実的なEV」として注目を集めている。受注開始から3週間後には1万1000台を突破。20代~70代のは幅広い層が予約をしているという日産公表のデータからも、老若男女問わず注目度が高いことが分かる。何より補助金込みなら130万円台で新車が買えるケースもある、というのはユーザーにとって相当に魅力的なはずだ。純粋なクルマとしての評価も高い。

 ガソリン車と比較してランニングコストはどれくらい抑えられるのか? どんなユーザーに向いているのか? そして普及するのか? などについて、国沢氏が解説。

※本稿は2022年6月のものです
文/国沢光宏、写真/日産自動車、三菱自動車
初出:『ベストカー』2022年7月10日号

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■サクラ/eKクロスEVが日本のEV市場に与えるインパクトとは!?

EVの販売が伸び悩む日本だが、SAKURA/ekクロスEVは「ゲームチェンジャー」として期待できそうだ
EVの販売が伸び悩む日本だが、SAKURA/ekクロスEVは「ゲームチェンジャー」として期待できそうだ

 世界初の量販電気自動車を作った我が国ながら、販売状況は期待を大幅に下回っている。

 トヨタが鳴り物入りで発表したbZ4Xも、今年の販売(KINTOですが)目標台数に到達していないようだ。スバルソルテラの受注は3分の1というイメージ。

 そんな状況のなかで登場してきたのがi-MiEV以来の電気軽自動車となるSAKURA。

 はたして日本の電気自動車に一石を投じるだろうか? 取材してみると、ゲームチェンジャーになりそうです。

 すでに私のサポーターや知り合い数名がオーダー済み! 近所のディーラーに聞いてみたら「今までにない手応えです!」。そらそうだ。東京都は国と別に45万円の補助金を出すため、合計100万円! 

 私の推奨グレードだと139万円で買えてしまう! 参考までに書いておくと、近所を走る軽自動車なら高額オプションのプロパイロットなど不要! ナビは社外品でよい。なぜかオプションの充電ケーブルは、これまた安価な社外品を買えばよかろう。

 誰がどう考えたって139万円は圧倒的に安い!

 なんせ最高出力64馬力と、普通の軽自動車ならターボ仕様に匹敵する走行性能を持つ。装備だってオートエアコンやスマートキー、LEDヘッドライト、アルミホイール等々必要にして充分! ガソリン車だと160万円以上しておかしくない。

 さらに! エネルギーコストときたら高騰しているガソリンの3分の1程度! 減少傾向となるガソリンスタンドに行く必要がない。

 家庭に来ている200Vなら(2~3万円の工事費が必要)、1時間あたり20km+α走れる分を充電できる。

 1日40km走る人は、2時間の充電でOK! 40km走って電気代180円くらい。リッター160円のガソリンだと40km走って400円。ガソリン諸税の掛からない電気って安い。

 自動車税や重量税だって免税。オイル交換に代表されるメンテナンスは大幅に少ない(回生ブレーキ付きのためブレーキパッドも長持ちする)。

 皆さん気にする電池の寿命はどうか? フル充電航続距離を150kmと仮定しよう。3元系リチウムイオン電池の充放電可能回数は700回~800回程度。間を取って750回とすれば、11万kmくらい走って新品の80%というイメージでよい。15年くらい乗れることだろう。

 その間に節約できるエネルギーコストやメンテナンスコストなど考えると、ガソリン車の軽自動車を買うなんてナンセンスだと思えてくる。迷う意味なし!

 そのわりに受注ドカンということになっていない。なぜか?

 こらもう簡単。軽自動車ユーザーは鈍感&超保守的だからだ。性能が低い自動ブレーキの軽自動車だって平気で買うし、衝突安全性で劣る車種も普通に選ぶ。

 はたまた追突されたら非常に厳しい状況になってしまう後席に(追突事故の安全規定なし)可愛いお子さんを乗せたりしている。皆さんSAKURAの魅力に気付いていないだけ。

 鈍感な人達も遠からず口コミなどで情報が伝わるだろう。そしたらドカンと売れます! 買うなら早めに!

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