2022年5月20日に行われた「SAKURA」および「eKクロスEV」のオフライン式において、日産の内田社長は「両車は日本における電気自動車のゲームチェンジャーになると確信している」と述べた。
両モデルが真のゲームチェンジャーたるかは、今後の評価を待つ必要があるが、すでにベストカーWebがお伝えしてきている通り、その評価は「並の軽自動車」のものではないことは明白、と言っていいだろう。
ここでは、サクラ・eKクロスEV同様、今後のクルマの世界を変えうるポテンシャルを持った6台を紹介したい。
※本稿は2022年6月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年7月10日号
■マツダ CX-60が火を点ける「FR回帰」への流れ
コストダウン、合理化の名のもとにFR車を削減してきた自動車メーカーだが、ここにきてマツダがFRレイアウトを採用する「ラージ商品群」と呼ばれるモデルを提案してきた。その第一弾が今秋登場予定のCX-60だ。
FRは走りの質感で有利なだけでなく、プレミアム性を訴えるにも最適。マツダが見せたFR回帰のこの動き。今後に注目だ。
●ゲームチェンジの可能性……75%
■日産 新型エルグランドが変える「アルファード一強」の流れ
初代はラグジュアリーミニバンの元祖。しかし現状はライバル、アルファードに独走を許しているエルグランド。次期型はこの流れを変えるべく鋭意開発が進められている。
スクエア基調のボディに1.5L仕様のe-POWERを搭載する次期型。内装も質感高く仕上げれば勝機もあるだろう。
●ゲームチェンジの可能性……60%
■レクサス新型RX搭載の新たなシステムがHVの走りの常識を変える
6月1日にワールドプレミアされた新型レクサスRX。そのトップグレードに君臨する「RX500h」には、高トルクの2.4Lターボ+モーターをフロントに、リアには高出力モーター「eAxle」を組み合わせた、新たなハイブリッドシステムが搭載されている。
6速ATはトルクコンバーターの代わりにクラッチを配置。効率的かつレスポンスのいい動力性能を実現している。
従来のTHSは「燃費はいいけど走りが……」と言われがちだったが、新システムは明確にパフォーマンス重視。HVの走りの常識が、変わる。
●ゲームチェンジの可能性……95%
コメント
コメントの使い方