見た目はベンツ! でも中身は別モノなヨーロッパの特殊トラック専門メーカーに昂ぶる!!

シス

 フィンランドのシス・オート(SISU Auto)は、極寒でも重作業に対応できる特殊トラックを開発・生産するトラックメーカー。社名は、同社の源流となったスオミ自動車産業が初めて開発したトラックに冠したブランド名に由来する。

 現行のフラッグシップモデル「ポーラー」はメルセデス・ベンツのキャブコンポーネントを使っており、最高出力900HP、最大トルク3000Nmを発揮するハイブリッドモデルも設定する。

シスのポーラーハイブリッド
シスのポーラーハイブリッド

●ポーラー
シス独自のラダーフレーム&アクスルに、メルセデスのパワートレーンやキャブコンポーネントを組み合わせたフラッグシップ。2017年には鉱山ダンプ用5軸車「スーパーポーラー」も発表した。

●ポーラーハイブリッド
2017年に発表したポーラーのハイブリッドモデル。ダイムラー製パワートレーンにパラレルハイブリッドシステムを組み合わせ、最高出力900HPを発揮する

●E15T 10×10移動掘削車
移動掘削リグを10×10シャシーに架装した特殊カスタマイズ車両。キャブは軍用トラックからの流用だ

●E11T
2000年代前半にフィンランド軍向けに生産された8×8トラック。自社製シャシーにカミンズ社製エンジン、ルノー製キャブを搭載する

アストラ

 アストラ(ASTRA)は、イタリアのトラックメーカー、イヴェコ傘下の特殊トラックメーカー。鉱山や大規模工事、林業など、厳しい環境で用いられる大型特殊トラックや、建設系ダンプを専門としている。

 現在の主力モデルは2011年デビューのヘヴィデューティモデル「HD9」で、キャブコンポーネントはイヴェコ製。2016年には同車両をさらにパワーアップした車両総重量60トン超モデル「HHD9」も設定した。

アストラのHD9
アストラのHD9

●HD9
高張力鋼製フレームとパラボラリック式リーフサスを持つヘヴィデューティモデル。ダンプなど向けの特装シャシーとトラクタを展開する

●HHD9
HD9をさらに強化したモデルがHHD9。3軸または4軸の総輪駆動のみの設定で、ワイドトレッド仕様の車軸や、強化リーフサスを採用する

【画像ギャラリー】見慣れたキャブと見慣れない多軸シャシーのギャップがスゴイ!! ヨーロッパの特殊トラックをチェック!!(9枚)画像ギャラリー

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