日産に隠し玉のコンパクトSUVあり!! その名も「マグナイト」インドから持ってきて!!

日本円で約176万円!! これなら充分勝てるぞ日産!!

　マグナイトに搭載されるエンジンは新開発の1.0L ガソリンターボと同NAの2種類で、ターボエンジンには5速MTもしくはCVTが用意される。4WDは設定されないものの、ヒルスタートアシストやVDC、EBD付ABSなど基本的なメカニズムは搭載されているし、上級グレードにはクルーズコントロール、アラウンドビューモニター、タイヤ空気圧モニターシステム、タッチスクリーン、そしてオプションで、スマートウォッチとも連携できる日産コネクト、JBLのハイエンドスピーカーシステム、ワイヤレスチャージャー、アンビエントライトも用意されるなど、装備が充実している。

　この装備内容で、トップグレードのターボ+CVTモデルの現地価格は、なんと103万7500ルピー、日本円で約176万円だ。現地ベースの価格ではあるが、日本人好みのインテリアや先進安全運転支援システムを付けても、ライズよりお得な価格設定に挑むことは十分可能だろう。

　e-POWERのような高価なシステムを搭載しなくても、クルマが軽いこのクラスなら燃費がよくて十分走る。その分コストを下げ、装備を充実させた方がバリューを感じる。前述したようなデザインやパッケージだけでもライバルに決して負けない要素がある上に、価格が安いとくれば、上位のキックスとも取り合いにならないはずだ。

　ちなみに、ロッキー（ライズ）はガソリン車が166.7万円～、ハイブリッド車は、ガソリン車に対して約30万円の価格アップの211万円（X HEV）～という超低価格だ。「良品廉価」を極めたダイハツ製モデルに戦い勝つには、マグナイトしかないのだ。

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　顧客が本当に欲しいと思うポイントが分かっているのに、そこに球を投げられないのは、非常に歯がゆいところ。「全車を電動車へ」という日産の自己縛りは、方策ありきで決めたことだ。「CO2排出量をニュートラルにする」という目標達成手段のひとつではあるが、「軽量化」「高効率化」というクルマの基本に立ち戻ることも必要ではないだろうか。

　マグナイトは現時点で日本導入の予定はないものの、クルマとしての魅力、日本市場でもウケそうな要素は多分にある。今後の動向次第では、と期待してしまうが、はたしてどうなるか。今後の展開に期待だ。