過去最高益!! ジムニー、スイフトなどのスズキ 現行17車の実力診断!!!

ほかのモデルも魅力いっぱい! SUZUKI現行車実力診断

(TEXT:渡辺陽一郎)

ジムニーシエラ

悪路の走破に重点を置いたから、4WDには舗装路で前後輪の回転数を調節する機能がない。従って4WDは悪路だけで使い、舗装路は2WDで走る。後席も狭く使い勝手が悪いが、悪路の走破力は、日本で購入可能なSUVのなかでは一番優秀だ。悪路を走るには最良の選択となる(80点)。

クロスビー

ハスラーの拡大版に見えるが、プラットフォームを共通化したソリオとイグニスの中間的な存在だ。全長は3760mmと短いが、全高は1705mmに達するから車内は広く、最低地上高は180mmで走破力もいい。コンパクトで車内の広いSUVは、軽自動車を除くとクロスビーだけだ(84点)。

ソリオ

全長は3710mmと短く、全幅はコンパクトカーの中で最も狭い1625mmだ。従って混雑した街中でも運転しやすい。その一方で全高は1700mmを超えるから、車内が広く4名乗車も快適で自転車なども積める。車両重量は1000kg以下だから燃費や動力性能も優れる(93点)。

スイフト

コンパクトカーには車内の広い実用的な車種が多いが、スイフトは違う。後席と荷室は狭く、家族で使うのには適さない。その代わり車両重量は900kg前後と軽く、デミオとは違う軽快な運転感覚が魅力だ。内装も上質でマイルドハイブリッドは低燃費。価格は割安だ(81点)。

イグニス

外観はスイフトに似ているが、全長は3700mmと短い。空間効率が優れ、後席の足元空間はスイフトと同程度だから、広くはないが4名乗車は可能だ。ただし後席は座面が短く、乗り心地は硬く感じる。各部の作りが少し粗いが、運転感覚は機敏で峠道を走ると楽しい(70点)。

バレーノ

インドの工場で生産される輸入車だ。全幅は1745mmと少しワイドだが、全長はインドの税制で有利な4m以下に抑えた。エンジンは1Lのターボもある。内装の質感が不満で、緊急自動ブレーキは歩行者を検知しないが、運転感覚は軽快で全長が短いわりに後席は広い(63点)。

SX4 S-クロス

エスクードと同じプラットフォームを使うSUVだが、SX4 S-クロスは都会的な印象が強い。ホイールベースは2600mmと長く、後席の足元空間にも余裕がある。その半面、緊急自動ブレーキやアイドリングストップが付かず、価格はエスクードよりも割高だ(60点)。

アルト

2WDの車両重量は売れ筋グレードが650㎏に収まり、JC08モード燃費は37km/Lに達する。緊急自動ブレーキは設計が古く、歩行者を検知できない簡易型だが、価格はSの安全装備を充実させた仕様が102万円少々だ。低燃費で低価格という軽自動車の本質を追求した(89点)。

アルトラパン

若い女性を対象に開発したが、外観が従来型に比べて骨太だ。ホイールハウスには樹脂パーツが装着されてSUV風にも見える。インパネはテーブルを連想させ、引き出し式の収納設備も備わる。安全装備が古く改善を要するが、独特のリラックス感覚は魅力だ(75点)。

ワゴンR

背の高い軽自動車の先駆的な存在で、後席を含めて居住性が快適だ。後席は小さく畳めて左右独立スライド機能も備わり、ライバルに差を付ける。収納設備も多く、ボディが軽いから燃費もいい。乗り心地は硬めでサイドエアバッグの設定も限定的だが、実用的で割安だ(85点)。

スペーシア

全高が1700mmを超えるので、車内は広く4名乗車が快適だ。スライドドアも備わり、後席を畳むと自転車も積みやすい。ライバルに比べてボディが少し軽く、運転感覚は軽快だ。低速の後退時に作動する緊急自動ブレーキも用意され、便利に使えて安全だ(90点)。

ハスラー

車内の広さやシートアレンジは先代ワゴンRと同じだから実用性が高い。内外装はSUV風で、4WDには走破力を高める制御も採用した。乗り心地が硬めでシート生地が滑りやすく、サイドエアバッグもないがXの緊急自動ブレーキは先進的だ。機能は相応に充実する(81点)。

エブリィワゴン

軽商用バンをベースにしたワゴンだから荷室が広い。後席を畳むと、大人2名が就寝できる大容量の空間になる。後席の居住性は、軽商用バンでは最も快適だ。緊急自動ブレーキを作動できる安全装備は設計が古いが、内装の質感も含めて小型車のミニバン感覚で使える(75点

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