■ノア/ヴォクシーでは見送られた2L化
2022年初めにフルモデルチェンジした現行ノア/ヴォクシーについても1.8Lを2Lに拡大することが検討された。結局、1.8Lで対応することにしたのは「2L化は次期型で切り替えることを最終的に決めた。」といういきさつがあったと伝えられている。
現行ノア/ヴォクシーもハイブリッド車の販売比率が約80%に達している人気モデルであるから、今のところ1.8Lでも充分にマーケットに浸透できる商品力を持っているといえる側面もある。
使い勝手の向上や安全対策強化では現行モデル登場から7年が経過するので、最近まで投入したカローラシリーズ、カローラクロス、ハリアー、RAV4、ノア/ヴォクシー、クラウンに比べるとかなり遅れている部分が多くなっている。
このため最新モデルと同等かそれ以上の先進デバイスを装備して仕立てているはずである。
使い勝手では12.3インチの大型液晶ディスプレイ、トヨタセーフティセンスは自動ブレーキの検知機能のさらなる進化など先進機能が装備される。装備の充実、クォリティアップなどによるコストアップで、車両本体価格は従来モデルに比べて30万円程度の値上げとなる。
PHEVは量販を目指す狙いからハイブリッド車に比べて約50万円だかとこれまでの70万円から大幅に圧縮される価格設定となる見込みである。
●証言:首都圏トヨタ店営業担当者
「次期型プリウスの発売は今年末の12月下旬となるのはメーカーからの通達がきているようだが、サプライヤーからの半導体を中心とした部品供給の遅れでノア/ヴォクシー、クラウン、シエンタのように一度決まっても延期される可能性がある。そうなると来年1月か2月ということにもなる。
次期型のひとつの売りはPHEVが従来の別シリーズから同じラインなップに組み入れられ、ハイブリッドの1.8Lではなく、2Lとの組み合わせになり、シリーズ全体の半分以上を目指す、基軸モデルに格上げされることだ。このため外観はハイブリッドと同じでエンブレムだけで差別化を図ることになりそうだ」
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