ちょっと古いクルマ(1990年代後半~2012年頃まで新車販売)の後部座席は、シートベルトを全部引っ張り出すとロックする機構が、セダン、ミニバン、SUVなどの国産乗用車を中心に全車標準装備されている。この機構がついたシートベルトのことを「チャイルドシートロック機構付きシートベルト」(E-ALR)という。E-ALRとはALR(Automatic Locking Retractor=自動ロック式巻取装置)機能がついたELRシートベルトのことで、チャイルドシートを固定するための機能である。
「え? チャイルドシート?? うちには関係ない」と思う人もいるかもしれないが、この機能はチャイルドシートを使用する、しないに関わらず、1990年代後半から2012年頃までに新車販売されたすべてのクルマに標準装備されているので注意が必要だ。
文、写真/加藤久美子、AdobeStock(アイキャッチ写真はkamonrat)
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