8位:トヨタ・アルファード2.5S Cパッケージ2WD(残価率79.4%)
LLサイズだけでなく、国産ミニバンで最も新車の販売台数が多いのがトヨタアルファード。ハイブリッド、3.5L、2.5Lと3種類のパワートレインを用意しているが、残価率が高いのが2.5Lエンジンを搭載したエアログレードの2.5S Cパッケージ2WD車で、その残価率は79.4%。5年乗ってこの残価率は驚異的といえる。
兄弟車のヴェルファイアで2.5S Cパッケージ2WD車に該当する2.5Z Gエディションの残価率は67.8%と実にアルファードとは約10%差が付いている。これは、中古車はユーザーの人気という要素が、価格にダイレクトに反映されるからだ。この圧倒的な人気を誇るアルファードの影響で、ライバルのエルグランドの残価率は50%付近となっている。
7位:トヨタ・ランドクルーザー200 GX(残価率79.7%)
残価率79.7%で第7位となったのが、2021年にフルモデルチェンジを行い、旧型となったランドクルーザー200。該当するグレードは4.7GXだ。特別仕様車のZX Gフロンティアの残価率が76.1%だったが、カタログモデルの4.7ZXならば、GX以上かもしれないが、今回残価率が算出できなかった。
フルモデルチェンジしても、これだけの高い残価率をキープしていることからみて、旧型のランドクルーザー200の人気は健在と言える。ランドクルーザーは各世代にファンがいるので、買取価格が突然下がるということは当面なさそうだ。
6位:トヨタ・ランドクルーザー プラド2.8DT TX Lパッケージ(残価率80.2%)
リセールバリューランキング6位から残価率が80%を超えている。6位となったのは、ランドクルーザープラド2.8DT TX Lパッケージだ。ランドクルーザプラドは2.7Lのガソリンエンジンも用意されているが、リセールバリューが高いのは圧倒的に2.8Lのディーゼルエンジンのほうだ。
車両重量2トンを超えるヘビー級のボディをスムーズに加速させるパワー。そして燃料代の安い軽油を使用燃料としていることも人気の秘密と言えるだろう。
5位:日産GT-R NISMO(残価率80.8%)
残価率80.8%でリセールバリューランキング5位となったのが、GT-R NISMOだ。標準モデルでも残価率70%台をキープしているが、やはり究極のロードゴーイングカーであるNISMOは別格と言える。
この高い残価率を反映して、中古車市場には新車価格を超えるプレミアム価格のGT-R NISMOが流通している。もちろん、特別仕様車のT-SPECやGT-R NISMO スペシャルエディションはさらに高い残価率となるのは言うまでもない。
4位:トヨタ・プレミオ1.5F Lパッケージ2WD(残価率82.4%)
日本を代表するスポーツカーのGT-Rを抑えて、残価率82.4%でリセールバリューランキング4位となったのがプレミオ1.5F Lパッケージ2WD。
プレミオって、オジサンが乗っている5ナンバーセダンでしょ。不人気モデルじゃないの? と思う人は多いはずだ。国産スポーツカーの海外流出は大きな話題となっているが、中古車はスポーツカー以外にも海外に輸出されている。
その海外で人気が爆発しているのがプレミオ/アリオンなのだ。プレミオの兄弟車であるアリオンA15 Gパッケージ2WD車の残価率も69.3%と高い。
プレミオ/アリオンはスリランカやバングラディッシュなどでは高級車として役人などが乗るクルマなのだ。しかし、人気なのはリアワイパーを装着した1.5Lエンジン搭載車の Lパッケージのみ。
プレミオ/アリオンには1.8Lエンジンを搭載した上級グレードもあるが、そういったグレードの残価率は標準レベルとなっている。
コメント
コメントの使い方ステップワゴンのホンダセンシングは、先代と新型とでは性能は雲泥の差だけどね…