ジムニーがまさかの3位止まり? 5年落ちの軽自動車で一番高く売れるのはまさかのクルマ!

■8位:ホンダ N-BOXカスタムG・Lパッケージホンダセンシング4WD(残価率71.4%)

軽自動車の新車販売台数NO.1に輝いているホンダ N-BOXが残価率でも存在感を示した
軽自動車の新車販売台数NO.1に輝いているホンダ N-BOXが残価率でも存在感を示した

 この数年間、軽自動車の新車販売台数NO.1に輝いているホンダN-BOXがリセールバリューランキング第8位にランクイン。残価率71.4%を示したのは、N-BOXカスタムG・Lパッケージホンダセンシング4WDだ。

 車両重量の重いスーパーハイトワゴンだから、ターボのほうが高いのでは? と考えてしまうが、自然吸気エンジンのカスタムG・Lパッケージホンダセンシング4WDがトップとなった。

 旧型、現行モデル問わず圧倒的な中古車の流通台数を誇りながら、値崩れせずこの高い残価率をキープしているのは、さすがキングオブKカー。

 ホンダセンシングを全車標準装備した高い安全性と、軽自動車の枠を超えた質感の高い造り込みや走りが人気の秘訣だ。

 スーパースライドシートを採用したEXモデルは通常のベンチシート仕様よりも残価率が低いのがポイントだ。

■7位:スズキ エブリイワゴンPZターボスペシャル4WD(残価率73.3%)

スズキ エブリイワゴン。3社にOEM供給され、軽1BOX車では圧倒的なシェアを誇る
スズキ エブリイワゴン。3社にOEM供給され、軽1BOX車では圧倒的なシェアを誇る

 日産 NV100クリッパーリオ、三菱 タウンボックス、マツダ スクラムワゴンと3社にOEM供給され、軽1BOX車では圧倒的なシェアを誇るのがエブリィワゴン。

 しかし、これだけ世の中に流通していながら、エブリイワゴンPZターボスペシャル4WDの残価率は73.3%で、リセールバリューの高い軽自動車の第7位となった。ちなみに、OEM供給された日産のNV100クリッパーリオも50%後半の残価率を実現している。

 N-VANやスペーシアベースなどFFベースのビジネスモデルが登場しても、FRベースの軽1BOXの牙城を崩すのは厳しいかもしれない。

■6位:スズキ ハスラー G 4WD(残価率74.8%)

2019年にフルモデルチェンジしたスズキ ハスラーだが、残価率6位に入ったのは旧型モデル
2019年にフルモデルチェンジしたスズキ ハスラーだが、残価率6位に入ったのは旧型モデル

 軽クロスオーバーの人気モデル、スズキ・ハスラーは2019年にフルモデルチェンジを行っており、残価率74.8%を記録したのは、旧型のハスラー G4WDだ。

 ターボモデルや特別仕様車のJスタイルなどのほうが人気に感じるが、ベーシックな自然吸気車のG 4WDが最も高い残価率を示した。充実した装備が魅力のJスタイルでも残価率70%と非常に高くなっている。

 現行モデルが登場して2年が経過し、中古車も出回るようになってきたので、旧型がこの高い残価率をキープするのは難しくなるだろう。また、旧型ハスラーは一部のグレードに5速MT車が設定されていたが、残価率は60%台に留まっている。

■5位:ダイハツ ムーヴキャンバス XリミテッドSAIII 4WD(残価率75.9%)

ダイハツ ムーヴキャンバスは他のモデルでも70%超えを記録
ダイハツ ムーヴキャンバスは他のモデルでも70%超えを記録

 2022年7月にフルモデルチェンジを行い、新型が登場したムーヴキャンバス。従来の自然吸気エンジンに加えて、ターボ車を設定し、幅広い層にアピールしている。

 旧型となったムーヴキャンバスだが、XリミテッドSAIII 4WDが残価率75.9%となり、リセールバリューランキングの第5位となった。このほかのモデルでも70%超えのグレードを続出している。

 ムーヴキャンバスもアルトラパンと同様、グレードによる買い取り価格の差が小さくなっており、上級グレードだから買取価格が高いとは限らない。したがってGメイクアップよりもXリミテッドSAIII 4WDが最も高い75.9%となっているのだ。

 ただし、フルモデルチェンジしているので、この高い残価率をキープするのは難しいというのが一般的だ。手放すならば早いほうがいいだろう。

次ページは : ■4位:スズキ スペーシアカスタムXSターボ2WD(残価率76.1%)

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