凄まじい勢いで魅力的なクルマを登場させている日産。まだまだ持ち駒は揃っている。その筆頭と言えるのがミニバンのセレナ・エルグランドということになるだろう。
今回はセレナのフルモデルチェンジ情報をお伝え。今年の末から~来年春にかけて2段構えのデビュースケジュールが組まれているというのだが、それってどいうゆうこと!!?
※本稿は2022年9月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年10月26日号
■2022年 2Lマイルドハイブリッド&来年3月 1.4L e-POWERデビュー!!!!
ノア/ヴォクシー、ステップワゴンときたら、次はこれ。「ミドルミニバン御三家」の一角、セレナのフルモデルチェンジが近づいてきた。
ベストカーではその確定スケジュール情報を入手。今年11月に2Lマイルドハイブリッドが登場し、来年3月にe-POWERが追加されるという二段構えの動きになることがわかった。
下に掲載している写真は、都内の一般公道をテスト走行していた次期セレナのカモフラージュ車。
全体のフォルムは大きく変わらないものの、縦方向に3つのセグメントに分かれたヘッドライト周りが特徴的で、EVコンセプトカーの「チルアウト」と似たテイストとなる。
これからの新しい日産フェイスを示唆しているのかもしれない。
今年11月に登場する直4、2Lマイルドハイブリッドは現行型のキャリーオーバーだが、エンジンの改良により燃費性能とドライバビリティの向上が図られる。
来年3月に登場するe-POWERは発電専用のエンジンが現行型の1.2Lから1.4Lに進化し、駆動モーターの最高出力、最大トルクが引き上げられる。
現行型が136ps/32.6kgmだから150ps/35.0kgmあたりと予想され、もちろん、それが動力性能の向上に繋がることになる。
新型エクストレイルに新搭載された1.5L VCターボも候補と思われていたが、そちらは来年冬頃のデビューが見込まれている次期エルグランドに搭載されることになり、次期セレナは1.4L NAで決定。
ボディサイズは現行型とほぼ同じだが、標準ボディの全幅も1700mmを超えて3ナンバーとなりそうだ(ハイウェイスターは現行型も1740mm)。
ノア/ヴォクシーが1730mm、ステップワゴンが1750mmと3ナンバー化されており、次期セレナも続くことになる。
3ナンバー化に対するユーザーの反発はほとんどないという判断で、もちろん、プロパイロットも装備され、カーブでの車速のコントロールも自動で行うタイプが設定される。
本命はドライブフィールが飛躍的に向上しているe-POWERだが、2Lのマイルドハイブリッドもコストパフォーマンスの面で注目の仕様となりそうだ。
ノア/ヴォクシー、ステップワゴンともにガソリンエンジンの標準仕様は約300万円が中心になっているなかで、次期セレナが戦略的な価格を設定してくる可能性もあり、そこも注目ポイントとなる。
そのほか利便性を向上させる新システムも期待できそうだ。
売れ筋ミドルミニバン三つ巴の戦いが再び始まる…!!!
●日産 新型セレナe-POWER予想スペック
・全長×全幅×全高:4750×1740×1870mm
・ホイールベース:2860mm
・車両重量:1780kg
・パワーユニット:直3、1.4L e-POWER
・エンジン最高出力/最大トルク:100ps/12.0kgm
・モーター最高出力/最大トルク:150ps/35.0kgm
・WLTCモード燃費:20.0km/L
・予想価格:320万~350万円
・登場時期:2023年3月
※2Lマイルドハイブリッドは2022年11月登場
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