レクサスにトヨタなど今や全部あるけど……認定中古車って何がいいの!?

■故障リスク少ない国産車でも認定は必要!?　プロの意見とは

　目利きの必要が無く、十分なアフターサービスを受けられるのが認定中古車の強みだが、ここに一点疑問が湧いてくる。

　国産車は故障が少ない。さらに現行モデルのような高年式の中古車であれば、変な状態のクルマを掴まされるリスクも小さくなるはずだ。国産現行車を中古車として購入する場合にも、認定中古車を選ぶ意味はあるのだろうか。筆者の答えは「YES」だ。

　短距離走行で高年式だからこそ、良い中古車だと思って飛びつくのは危険だと思う。修理・修復の技術が高まり、事故車や水没車などでも、素人目にはわからないほど綺麗に直すことができる昨今、高年式の中古車ほど状態には注意を払いたい。

　また、高年式の中古車だからこそ、使える仕組みというものもある。たとえば、新車の購入方法としてお馴染みの残価設定ローン。中古車でも高年式の個体では、残価設定ローンを用意するディーラーが増えてきた。ユーザーとしては、購入方法の幅を広げることができる。

■扱いが違う!?　レクサスなど高級車は認定中古がオススメのワケ

　また欧州輸入車やレクサスなどを検討している際には特に、認定中古車を購入してほしい。これらのメーカーでは、正規販売店で購入したクルマを持つユーザーと、それ以外のお店から購入したユーザーの扱いを大きく分けることがあるからだ。

　例えばレクサスでいえば、認定中古車を購入すると、新車購入オーナーと同じように、オーナーズラウンジの使用ができ、レクサスカード等を作れる。レクサスのサービスを存分に味わうことができるのだ。

　しかし、レクサス認定以外の中古レクサスを購入したユーザーは、オーナーズラウンジは使えず、正規オーナーと同じ待遇を受けることは出来なくなる。各メーカーの純粋かつ良質なサービスを受けたいと思うなら、迷わず認定中古車を購入したい。

　新車の大幅な納期遅延があり、中古車の個体数が大きく減ってきた。これに伴い、中古車の価格も上がっている。

　価格高騰の中古車で、より価格が高くなってしまう認定中古車だが、その価格差以上のメリットを享受できることは間違いない。自分で乗るにも友人にすすめるにも、やっぱり認定中古車が一番だ。