レクサスにトヨタなど今や全部あるけど……認定中古車って何がいいの!?

　新車の納期が日に日に遅れている今、注目されているのがタイミングさえあえば、すぐに納車も可能な中古車だ。取り扱っているお店は無数にあるけれども、各ディーラーが販売しているケースも。

　下手な中古車屋さんより安心感もあり人気があるワケだが、なかでも支持されているのが認定中古車である。すこし割高ながらも残価設定プランを利用できるなどメリットも多々あるが、一体なにがいいのか？　そして認定ってなんの話？

文／佐々木 亘、写真／AdobeStock（トップ画像＝Nagahisa_Design＠AdobeStock）

■認定中古車の“認定”って何!?　超厳しい第三者が下す買っていいクルマの証

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　まず「認定」とは何なのか。ここから紐解いていく。短距離走行の高年式車が、全て認定中古車になるわけではない。パッと見て状態が良さそうなクルマでも認定を外れることがあり、その逆もある。

　認定とは、販売をする会社以外の第三者が品質を調査し、クルマの品質が基準を満たしているかをチェックすることだ。

　販売会社以外がクルマの状態をチェックすることで、公正で公平な情報が、ユーザーに対して提供される。認定されているクルマには、一定の信頼が集まり、結果として良質で安心できる中古車が集まるということに繋がる。

　ユーザー側は認定を受けている事実があることで、安全な選択が可能だ。対して販売側も、認定により担保された品質があるからこそ、手厚いアフターサービスや保証などを行うことができる。

　素人には判断が難しい中古車1つ1つの状態を、第三者機関の専門家がチェックする。認定中古車制度は、中古車の不安を取り除き、売りやすく買いやすいクルマを世の中に増やしていく仕組みなのだ。

■最大の利点は安心感にアリ！　割高なのがデメリット

　認定の最大のメリットは、専門的な知識や見識が無くても、良質な商品に出会うことができる点にある。

　フリマアプリやネットオークションなどが増えた昨今、読者の皆さんも中古品の品質に対して、一度や二度、不満を抱いたことがあるのではないだろうか。

　説明や表記と違う、すぐに壊れた、そもそも使えなかったなど、その不満は様々だと思うが、数百円から数千円のモノだから、安物買いの銭失いとあきらめてしまうこともあったはず。

　それが数百万円以上するクルマで起こったらどうだろうか。筆者は、数百円の中古品と同じようにあきらめることは出来ない。

　こうしたトラブルを未然に防ぐのが認定制度である。長く使うクルマだからこそ、こうした後ろ盾が非常に重要になるだろう。

　デメリットとしては、価格が高いという点に尽きる。整備の工数が多く、検査する人も多い認定中古車では、相応のコストがかかり、このコストは商品価格に上乗せされてしまう。一般的な中古車よりも、念入りなチェックを行う分だけ、認定中古車は高い。

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