記録には残らなかったけど記憶には残ったかもしれない 愛すべき「B級スポーツカー」列伝

■スバル ヴィヴィオTトップ(1993年)

スバル ヴィヴィオTトップ(1993年)
スバル ヴィヴィオTトップ(1993年)

スバルブランド40周年を記念した3000台限定のタルガトップ仕様。意外にも4人乗りで、1994年にはスーパーチャージャー仕様を限定1000台で追加

■まとめ

 1980年代後半から2000年代後半までの愛すべきB級スポーツを振り返ってきた。ベテランのクルマ好きなら懐かしく思い出してもらえたのではないだろうか。

 B級というのは贅沢品ではなく価格が手頃で庶民的。知名度もそれほど高くはないが、確かな実力を持っているということだ。そんな過去のクルマたちを編集部が厳選した。

 振り返ってみると、コンパクトカーからSUVまで、かつての日本車は「スキあらばスポーツグレードを作る」という時代が確かにあった。今ほどクーペが特別なものではなかったし、手頃な価格のカジュアルなオープンカーも複数あった。そしてもちろん、そんな時代のクルマは元気があった。

 B級グルメが街を元気にするように、B級スポーツはクルマ界を盛り上げてくれる。頑張れば手が届き、そして、特別な走りの楽しさを味わえる。まさに「庶民の味方」という存在だからだ。

 今、スポーツカーは限られた人のための特別なクルマというのが常識になっている。それだけにB級スポーツが持つ独特の魅力が懐かしく、強く記憶に残る。

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