平成25年(2013年)…スズキ ハスラー
[この年の主なトピック] 特定秘密保護法が成立、2020年夏季五輪開催地が東京に決定など
特に目新しい技術はなくても、デザインとPR戦略も含めた雰囲気だけで人を惹きつけるのは凄いこと。スズキの実力の高さを感じる。便利なだけの軽自動車に飽き足らない層を見事に引っ張ってきた。あっぱれ。
●次点…ハリアー(現行)、アクセラ(現行)
【ちなみにこの年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは?】 VWゴルフ(2013-2014)
平成26年(2014年)…トヨタ MIRAI
[この年の主なトピック] 御嶽山が噴火、「吉田調書」報道問題、デング熱ウイルスが検出、STAP細胞問題、マレーシア航空機が撃墜される、W杯ブラジル大会開催、ジャンボ機引退、ソチ五輪開催、都心で20年ぶり大雪など
発売から4年が経過した今も水素インフラの問題などあって普及が進んでないが、水素を燃料とするFCVで世界初の量産車の誕生は、この年最大のトピック。低重心化などによって走りも気持ちよくて快適だ。
●次点…WRX S4/STI
【ちなみにこの年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは?】 マツダデミオ(2014-2015)
平成27年(2015年)…マツダ ロードスター(現行)
[この年の主なトピック] 傾斜マンション問題、中国天津市で大規模な爆発、戦後70年、タカタ・エアバッグ欠陥問題、年金情報流出問題、東芝・不適切会計問題、ネパール地震、桂米朝さん死去など
初代CX‒5がファミリーカーとしてマツダの躍進に貢献したモデルなら、現行ロードスターはマツダ車ならではの運転する愉しさと喜びを与えてくれる唯一無二の存在。余裕さえあれば、セカンドカーとして購入したい。
●次点…S660
【ちなみにこの年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは?】 マツダロードスター(2015-2016)
平成28年(2016年)…スバル インプレッサ(現行)
[この年の主なトピック] 北朝鮮が核実験、リオ五輪が開幕、TTPに参加12カ国が署名、台湾地震、寝台特急「カシオペア」ラストラン、鴻海がシャープを買収、熊本地震、燃費不正問題、日産自動車が三菱自動車を傘下に、天皇陛下が「お気持ち」表明、大隅良典東京工業大栄誉教授がノーベル医学生理学賞を受賞、糸魚川大火など
先代型もよくできていたが、そこからすべてを底上げしてきたスバル渾身の1台だと思う。当時の阿部PGMによると、フラッグシップモデルのレガシィに投入する開発資源を注いだらしい。よくできているはずだ。
●次点…NSX(現行)
【ちなみにこの年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは?】スバルインプレッサ(2016-2017)
平成29年(2017年)…スズキ スイフトスポーツ(現行)
[この年の主なトピック] トランプ大統領が就任、浅田真央さんが引退、「共謀罪」法が成立、九州北部豪雨、桐生祥秀(東洋大)が男子100メートルで9秒98を記録、日産が無資格検査で追加リコール、スバルも無資格検査、棋士・羽生善治さんが史上初の永世7冠に、カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞など
新世代プラットフォームを採用した車重1トンを切る軽くて剛性の高いボディと、140psを発揮する1.4L直4ターボによる走りはとても爽快。個人的には、この年のファントゥドライブ、ナンバーワン!
●次点…N-BOX(現行)
【ちなみにこの年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは?】ボルボXC60(2017-2018)
平成30年(2018年)…スズキ ジムニー(現行)
[この年の主なトピック] 平昌五輪開催、森友学園問題、日大アメフト問題、サッカーW杯ロシア大会開催、西日本集中豪雨、本庶佑京都大学特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞など
スズキも想定外の大人気! 今年の年グルマはジムニーしかないのでは? クルマに関心の薄い人にまで興味を抱かせたのが素晴らしい。ややこしくなるいっぽうの最近のクルマへのアンチテーゼでもある気がする
●次点…カローラスポーツ
【ちなみにこの年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは?】ボルボXC40(2018-2019)
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混迷深まる感もある自動車業界、そして日本の未来だが、あらたな1年、10年、30年。願わくば自動車業界には明るく楽しい話題、そして何より“良い”クルマたちを提供し続けてもらいたい。
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