今のスバルには5ナンバー車を作る「技術」と「余裕」がある
スバルは販売が好調だから北米市場に軸足を置いている。が、本当の意味で台数を稼げ、次につなげられるのはコンパクトカーだ。
熱狂的な日本のスバリストは、日本が主役のコンパクトカーを望んでいるはずである。その証拠に、スバルから離れそうなこだわり派の日本のユーザーを第一に考えたレヴォーグはヒット作となった。また、ハイブリッド車も送り込み、日本市場を軽視していないことをアピールしている。
スバルに惚れ込んだ、熱狂的なスバリストを育てるためにもコンパクトカーの設定を望みたいところだ。開発費は馬鹿にならないし、台数をまとめるのも大変だが、今のスバルには送り出せる余裕があると思う。コンパクトカーが1台あれば、これをベースにしたホットハッチも生み出せる。
また、EVに発展させることも可能だろう。スバルはR1eやステラEVを開発していたから、この分野でも技術力は高いのだ。
水平対向エンジンは燃費が悪いといわれてきたが、ダウンサイジングターボなら燃費の上乗せが可能だし、思い切って水平対向2気筒エンジンを積むという方法もある。
派生車として大ヒットした名作、スバル360のデザインを今に蘇らせれば、フィアット500やミニ以上に話題を呼ぶはずだ。電動化と自動運転を核として時代が大きく変わろうとする今、スバルも変わらなくちゃいけない。
また、苦難の時代、転換の時代は、ヒット作を生むチャンスでもある。スバルならではの個性的なコンパクトカーを見てみたい。
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