■風を感じる軽やかさ。やっぱ楽しいクルマです!「ダイハツ コペン」
2代目となる現行型のデビューは2014年6月。
新開発「D-Frame」を軸に、主要外板を樹脂製として容易に着脱可能とすることで、さまざまなエクステリアデザインに変身できる、というコンセプトが新鮮だった。実際、ローブ、セロ、エクスプレイという3タイプのエクステリアが設定され、変更させることも可能である。
オープン2シーター軽自動車というコンセプトは、ちょうど同時期にホンダS660が存在した。車体剛性の高さをアピールするミドシップのS660に対し、FFのコペンは、着せ替え可能なボディというコンセプトも手伝い、ややファッション性を重視したようなイメージで対比されてきた。
しかし、改めて乗ってみると低いヒップポイント、タイトなコックピット、そしてオープンエアの爽快感! コンパクトな車体でキビキビ走る気持ちよさはまぎれもなくスポーツカーだ。トヨタでも買えるGRスポーツも設定され、さらにスポーティさを味わえるのもうれしい。
●ダイハツ コペン Cero
・価格:188万8700円~243万7200円
・納期:6カ月
・値引き:15万円
●ダイハツ コペン Cero(5MT)主要諸元
・ボディサイズ:全長3395×全幅1475×全高1280mm
・車重:850kg
・最小回転半径:4.6m
・エンジン:0.66L、直3ターボ(64ps/9.4kgm)
・燃費(WLTCモード):18.6km/L
・価格:196万5700円
■「2年前に熟成度を深めた、これぞFRスポーツ」レクサス IS
現行E30系レクサスISがデビューしたのは2013年5月なので、すでに9年以上が経過。この間、大きな変更が2回あり、幾度にもわたる細部の改良が施されている。
息の長いモデルなので、シャシーの基本設計が古くなってしまっている、という懸念がある一方、2016年10月のマイナーチェンジではフロントサスロアアームをアルミ化するなどの改良を施し、さらに2020年11月のマイナーチェンジではフロントサスサイドメンバーのスポット打点を増し、ボディ構造にも手を入れて剛性アップ。
さらにはショックアブソーバーのチューニングを最適化するなど、大掛かりな改良で熟成度を深め、基本設計の古さを補っている。
実際に乗ると、ミッドサイズの後輪駆動スポーツサルーンの魅力を存分に感じさせる操縦性を味わえる。販売の中心となる2.5Lハイブリッドは最新エンジンではないが、モーターとのパワーバランスが最適にチューニングされて伸びのよさを感じるなど、仕上がりのよさを感じるのだ。
●レクサスIS
・価格:480万~650万円
・納期:約6カ月
・値引き:15万円
●レクサスIS300(バージョンL)主要諸元
・ボディサイズ:全長4710×全幅1840×全高1435mm
・車重:1640kg
・最小回転半径:5.2m
・エンジン:2L、直4ターボ(245ps/35.7kgm)
・燃費(WLTCモード):12.2km/L
・価格:555万円
コメント
コメントの使い方