滅びは必然?? どっこいトヨタがEV用を開発中ってマジか? 今あえて乗りたい3ペダルMT 9選

■鈴木直也があえて3ペダルMTで乗りたいクルマ3選

 AT全盛の現在、あえてMTに乗る意義は、「それを操るのが楽しいから!」に尽きる。

 原理はスポーツの道具と一緒。テニスラケット、野球のバット、ゴルフクラブ、スキーなどなど。しっくりフィットして、あたかも自分の身体の一部になったかのように操作できる! その感覚が欲しいわけだ。

 こうなると、そもそもそのクルマの「走りそのもの」が楽しいってことが前提になるから、スポーツ車中心のチョイスになるのはやむを得ない。軽トラのMTも楽しいゾなんていう声も聞こえてきそうだけど、ここではそういうのは例外としておきましょう。

 で、具体的な車種だが、このテーマではNDロードスター(マツダ)がぶっちぎりで断然ベスト。

 MTの楽しさは、ミッションだけの問題じゃなく、エンジンのレスポンス、クラッチのミートフィールなど、多岐にわたる。

 NDはこのへんを入念にチューニングしてあって、走れば走るほどエンジニアの完璧な仕事っぷりに惚れ惚れする。間違いなく世界一のMT車と言っていい。

 次点は駆動系全体のトータルな完成度では負けるけど、よりトルクフルでMTらしいヤンチャな走りが楽しめるGR86/BRZ(トヨタ/スバル)。次が僅差でスイフトスポーツ(スズキ)というのがぼくのランキング。スイスポはノンターボの先代だったら2位に評価したかもしれないなぁ。

鈴木直也氏がMTモデルで「ぶっちぎりのベスト」としたのがマツダロードスター
鈴木直也氏がMTモデルで「ぶっちぎりのベスト」としたのがマツダロードスター

■国沢光宏があえて3ペダルMTで乗りたいクルマ3選

 3つのジャンルから選んでみました。一番ダークホースがタウンエース(トヨタ)

 1270kgのボディに1.5Lエンジンを搭載しており、マニュアルで乗ると「あらら?」と思うくらい元気よく走る。

 商用車登録のため免許取りたての若いドライバーでも任意保険安いのがステキ。エアコンやLEDヘッドライトなど標準装備して206万4000円はお買い得かと。リセールバリューもいい。

 ここにきて乗用車のマニュアルは絶滅危惧種になってきた。多くのモデルにマニュアル車をラインナップしていたマツダながら、現在すべて受注停止中。再開すればマツダ6やCX-5など薦めたい。

 現在進行形で選ぶのならヤリス(トヨタ)でしょう。ラリー車のベースとしても大人気になっており、けっこう速い! 運転の練習には最高の相棒になってくれることだろう。

 当たり前っちゃ当たり前ながらスポーツモデルはマニュアルのほうが楽しいし、数年後のリセールバリューだって圧倒的高値付く。新型フェアレディZ(受注再開したら、です)に代表される「ATとマニュアル選べるモデル」は、迷うことなく後者を選んでおくべき。

 そのほか、スープラ(トヨタ)ロードスター(マツダ)あたりもマニュアルを選んで吉。この3モデルに限らず、マニュアルが残っているならすべて「買い」だと私は思う。

国沢光宏氏が1番のダークホースとして挙げたトヨタタウンエース。ダイハツでは「グランマックス」の名で販売されている
国沢光宏氏が1番のダークホースとして挙げたトヨタタウンエース。ダイハツでは「グランマックス」の名で販売されている

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